泉健太代表は4月25日、国会内で記者会見を行い、新しいポスターとタグライン、キャッチコピーを発表しました。キャッチコピーは「生活安全保障」、タグラインは「もっと良い未来」です。


 冒頭、広報本部長である逢坂誠二代表代行から概要について説明がありました。新ポスターについては、「前回は4人が力を合わせるイメージでしたが、今回は政治家・泉健太を前面に打ちだして、とにかくまっすぐに泉健太の顔を覚えてもらい存在を浸透させることが目的だ」と述べました。「生活安全保障」というキャッチコピーについては、「政治や全ての政策の目的、それは生活の安全を保障することにあります。特に今、不安が広がっているこの時代だからこそ、まさに政治が取り組むべき原点だ」と説明しました。「もっと良い未来」というタグラインについては、「性質や理念を表すものだと思っている。今の時代は非常に厳しい時代で、明るさや希望を持てないと言われているが、政治こそが将来に明るい見通しを示すと。その役割を担うのが立憲民主党であるという強い思いを込めて、『もっと良い未来』という字を配置した」と述べました。

 泉代表は、新ポスターについて、「これを全国で貼って、皆さまに立憲民主党の考え方を伝えていきたい」と意気込みを示しました。またキャッチコピーの説明の際には、ウクライナへのロシアの侵攻について触れ、「戦争は『軍』対『軍』の戦いだけではないと世界中が実感している時代だ。そういう意味で、安全保障も生活という観点から見ていくことも極めて重要な考え方だ」と述べました。さらに、人間の安全保障、食料安全保障、エネルギー安全保障、経済安全保障等さまざまな安全保障が「いま国民の課題として持ち上がる時期が来ている」と指摘し、「さまざまな安全保障について生活者目線から政策を打ち出していくのがまさに立憲民主党。『生活安全保障』という言葉をこれから参院選に向けて訴えていきたいし、この言葉を起点にして各政策を発信し展開していきたい」と強調しました。タグラインについては、「国民の皆さまに私たちが『もっと良い未来』を作り出す政党であるということをぜひ強く打ち出していきたい。そういう思いを込め、『もっと良い未来』という言葉を立憲民主党の党名が出てくるところには常にこの言葉が表示されていくように、われわれの持つ基本的イメージとしてこの言葉を展開したい」と思いを語りました。


 泉代表は、10人以上の死者が確認されている北海道知床市での船舶事故について触れ、「できる限り家族に寄り添って、今後の救助が進み、情報提供が進むことを望みたい」と求めました。
 17年経ったJR福知山線の事故については、「あらゆる公共交通は、乗客の安全を最優先に、惰性ではなく常に新しい気持ちで取り組んでいく必要がある」と述べ、「後遺症等障害を背負って生活されている方々がいますので、その皆様にJRはもちろん国としても支援をしていく、生活の困ったことに対して制度を使ってできる限りの生活の支援をしていかないといけない」と主張しました。
 24日投開票の参議院石川県補欠選挙の結果については、「出馬表明から1カ月を切る中での選挙でしたが、そういった中で6万票近くの投票をいただいた。これは感謝しかございません」と述べました。そのうえで、「立憲民主党が今の政権に対して候補者を擁立して、選択肢を明示をしたということは大きな戦いにおける前進だと思います。引き続きこの石川での戦いを糧にして、全国での勝利に向かっていきたい」と力を込めました。