西村智奈美幹事長は4月24日、北海道札幌市で開かれた、自治体議員集会であいさつし、「財政の私物化は許さない。徳永エリ、石川知裕両参院選候補予定者とともに、参院選で政治の流れを変えていこう」と訴えました。
■西村智奈美幹事長
政府が編成しようとしている補正予算について、「予備費の積み増しみたいな話で中身がまったく分からない。納税者の皆さんが払う税金が、何に使われるか分からないが政府に白紙委任してくれという、財政の私物化が行われようとしている」と厳しく批判しました。その上で、「このような政治の流れを参院選で変えていかなくてはならない。徳永エリさんと石川知裕さんが覚悟を固め、北海道で暮らす皆さんのための政治を実行するために闘ってくれる。現場に足を運び、皆さんの日々の暮らし、生活の中での思いを一番近くで汲み取ってくれる2人と確信している」と紹介し、参加した自治体議員に、立憲民主党として一致した行動をお願いしたいと訴えました。
■徳永エリ参院議員
今回の参院選について、「改選組の23人は一人でも多く勝ち上がらなければならない。危機感をもって闘う」と、決意を込めました。
また、「私は『次世代へつなぐ安心の未来。』というキャッチコピーを掲げている。心配を安心につなげていかなくてはならない。国と地方で1250兆円の借金がある。それを次世代に付けを回していはいけない。全労働者の約4割が非正規となり、年収200万円以下が1200万人。子どもたち、ひとり親家庭、高齢単身女性、みんな貧困で苦しんでいる。ワーキングプア、貧困という言葉をこの国からなくしていかなくてはならない」と語り、政治の場でその実現を目指していく考えを表明しました。
■石川知裕元衆院議員
民主党政権時代のことを取り上げ、「先日函館を訪問した時、現地で障がい者福祉のNPO法人を運営する方から、『コンクリートから人へとの掛け声の中、民主党政権時代に付けてもらった予算でこのNPOを運営している。ここに来ている障がい者の方たちはみんな楽しくしている。私は本当に民主党政権に感謝している』と言われた。また民主党政権では農業者戸別所得補償制度を導入した。その後名前は自民党に変えられたが、取り組んでいる内容は自民党も変えられない。『この制度を民主党政権が作ってくれたから安心して農業ができる』と語ってくれた方もいた。誰も悪夢の民主党政権などと言わない」と話し、自分たちが取り組んでいる政策をしっかりと訴えていくことが参院選での2人の勝利につながると強調しました。