第93回メーデーにあたって
第93回メーデーのご開催、おめでとうございます。立憲民主党を代表してメッセージをお届けいたします。
新型コロナ感染症は、皆様の生活や仕事に大きな影響を及ぼしています。立憲民主党は、政府の取り組みが遅れている医療体制の整備と自宅療養者への支援問題を改善すべく、国会に法案を提出するとともに、テレワーク環境への支援、事業者や生活者への支援策の強化を提案しています。また新型コロナ感染症が長期化し、雇用保険財政が深刻な状況に陥る中で、政府は今通常国会で失業等給付の国庫負担割合を実質的に引き下げました。私たちは連合本部と協議を重ね、修正案を国会に提出し、国庫負担割合を従来の本則である4分の1に戻すことを求めました。その結果、国庫負担割合を将来的に4分の1とする措置も含め検討すること等を盛り込んだ附帯決議を獲得することができました。これからも一歩一歩、皆様のための政策を進めてまいります。
ロシアのウクライナ侵略は、国連憲章、国際法の重大な違反であり、この惨状を一刻も早く止めねばなりません。立憲民主党は、ウクライナへの連帯を表明し、全国の仲間が力を合わせ募金活動を行い、既に二千万円を超える募金を国際機関を通じ、避難民支援に届けています。今後もロシアによる軍事行動の即時停止を求めるとともに、国際社会と協調してロシアへの更なる経済制裁を進めます。
こうした国際情勢、そして新型コロナ感染症による世界経済の混乱で、日本国内も原油や食料品の価格高騰が続いています。私たちはこうした状況に対応すべく、消費税の税率5%への時限的減税、トリガー条項凍結解除によるガソリン価格の値下げ等を盛り込んだ総額21兆円の経済対策をまとめました。これだけの規模感があってこそ、国民生活が改善します。立憲民主党は、国民の命と暮らし、そして平和を守るべく、夏の参議院選挙において産別候補の勝利とともに、各選挙区での勝利を目指します。皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、皆様の活動がさらに前進されることを祈念し、メーデーにあたってのメッセージといたします。
立憲民主党 代表
泉健太