第51回政調審議会が5月19日、国会内で開催されました。
小川淳也政務調査会長は冒頭のあいさつで、同19日の衆院本会議で参院送付の「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が成立したことについて歓迎の意を表しました。また、「AV出演被害防止・救済法案」について、立憲民主党が主導する形で与野党合意に至ったとして「成果を得ることができた」と表明しました。
他方、細田衆院議長による一連の「10増10減に反対」や「毎月歳費は100万円しかない」との発言や女性記者に対して「セクハラ発言」をしたと報じられていることについて、議長として「不適切で、適格性にもとる」と小川政調会長は批判しました。
■報告事項
(1)参院選公約について
(2)持続可能な社会ビジョン創造委員会取りまとめ「ビジョン22」について
(3)持ち回り審査報告
・刑法等の一部を改正する法律案/刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の修正案
■閣法法案審査
(1)脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能向上に関する法律等の一部を改正する法律案(建築物省エネ法改正案):賛成で了承
■議員立法審査
(1)公職選挙法及び地方自治法の一部を改正する法律案(被選挙権年齢引下げ法案):賛成で了承
(2)公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案(立候補休暇法案):賛成で了承
(3)国有林野事業に従事する職員の労働関係を円滑に調整するための行政執行法人の労働関係に関する法律の一部を改正する法律案/国有林野事業に従事する職員の給与等に関する特例法案(国有林野事業職員関連2法案):賛成で了承
(4)性自認又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案:賛成で了承
■議員立法登録・議員立法審査
(1)AV出演被害防止・救済法案:賛成で了承
■議員立法登録
(1)性暴力被害者の支援に関する法律案:登録で了承
(2)政治資金規正法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案(企業団体献金禁止法案):登録で了承
(3)政治資金規正法の一部を改正する法律案(収支報告書ネット公開法案):登録で了承
(4)インターネット投票の導入の推進に関する法律案(ネット投票法案):登録で了承
(5)民法の一部を改正する法律案(選択的夫婦別氏制):登録で了承
(6)債権管理回収業に関する特別措置法の一部を改正する法律案(サービサー法改正案):登録で了承
(7)在外教育施設における教育の振興に関する法律案:登録で了承
(8)中小企業正規労働者雇入臨時助成金の支給に関する法律案(中小企業社会保険料負担軽減法案):登録で了承
(9)新しい国のかたちの創造的改革推進基本法案(仮称):登録で了承
【政調審議会】小川政調会長、細田議長は「適格性にもとる」。
2022年5月19日