小川淳也政務調査会長は6月2日午前、定例の記者会見を国会内で開き、冒頭、参院選公約について明日の会見で発表する旨を説明。その後、(1)補正予算質疑(2)岸田政権――について発言しました。

(1)補正予算質疑

 補正予算の審議を振り返り、泉健太代表が物価高騰の現状を「値上げの夏。『岸田インフレ』と言われている」と述べたことについて取り上げるとともに、藤岡隆雄、山岸一生両新人議員の質疑を評価。特に、岸田総理が答弁で「検討」ばかり口にした質疑に「指摘は新人の感性、そして調査を生かした非常に有意義なものだった」と述べました。

(2)岸田政権

 岸田政権について「安倍政権、菅政権と変わらない。まさに自民党の疑似政権交代に過ぎない。国民は選択肢を手にしているといえる状況とは程遠い」と指摘しました。

 また、「桜を見る会」の前日の夕食会にサントリーが酒類を無償提供していたことが判明。「違法な献金の疑いが濃厚だ」と述べ、「政策においても、不祥事においても、岸田政権は過去の負の遺産を清算し、新たな日本社会に向かわせる道筋を持ちえない。そのことが明らかになりつつある終盤国会ではないか」と述べました。