泉健太代表は6月4日宮城県入りし、仙台市内での「物価高と戦う」全国キャンペーンに参加。今夏の参院選挙で宮城県選挙区から立候補予定の小畑きみ子さん、岡本あき子、鎌田さゆり両衆院議員、石垣のりこ参院議員とともに、商店街を行きかう人々に街頭アンケートと街頭演説を行いました。

 泉代表は、「仙台市民、宮城県民の皆さんの声は岸田総理に届いていますか」と問いかけ、バイデン米大統領との会談で(日本の)防衛費の増額は明言するが、教育予算の増額や物価高対策など国民の声には応えていないと指摘。岸田総理がアベノミクスを堅持することにより、日本は金利を上げられず欧米との金利に差が出て、円の価値がどんどん下がり、円安に伴いエネルギーや原材料、食料など輸入物価が上がっている中、岸田総理は物価高騰対策としてガソリン補助金以外に具体策がないと断じました。

 「立憲民主党こそは皆さんに寄り添う、もう1つの選択肢をつくる」と表明。小畑さんを「生活実感にあふれている」と紹介し、県民の声を届ける代弁者にしてもらいたい」と呼びかけました。

 小畑さんは、20年間看護師としての病院勤務をした後、宮城県議会議員に立候補。自身の経験をもとに医療や子育て政策を中心に取り組んできました。3歳から16歳の四男四女、8人の母親です。

 「四男四女、身体が丈夫であったり、環境があれば生むことはできるけれど、育てることは大変」だと切り出した小畑さんは、保育園探しや、子どもが病気でもなかなか仕事を休めない周りにも助けを求めづらい、親世代も年金が少ないなか現役で働いている人が多く親にも協力を得にくいなどと現状を訴え、「命がけで生んで育てるのであれば、(出産を)あきらめようかなという人も多い。働きながら子どもを育てる環境をきちんと作ることが必要だ」と主張。私立の高校を希望した長男の思いに応えることができなかった経験や、今も給食費が年間で26万円かかること等にも触れ、立憲民主党が掲げる教育の無償化を実現したいと力を込めました。

 看護師として医療現場にいた経験から、在宅医療の拡充、また東京と宮城での勤務経験から賃金格差の是正の必要性も訴え、「住みたいところに住み続けられるように、就きたい仕事に就いて働き続けるようにしないといけない。現場を見てきた者が現場の声を届ける必要がある」と呼びかけました。