泉健太代表は6月16日、香川県高松市内で開かれた #りっけん青空対話集会 で、小川淳也政策調査会長、茂木邦夫参院選候補予定者とともにあいさつし、立憲民主党への支持を強く訴えました。

 泉代表は演説の中で核共有について言及し、「私たち立憲民主党は、核共有なんてとんでもないことだ。核を持っても強くなれるわけではありません。ウクライナ戦争で、ウクライナが核を持っていればロシアに攻められることはなかったという人もいますが、そんなことはない。核は使った方が負けの兵器。使えない兵器だ」と指摘しました。

 さらに泉代表は、自民党内での核共有の議論について、「議論があったが、結果は、『核を使用すれば相手から報復を受ける』『核を配備すればその地域が危険にさらされる』というものだった。やっと自民党も立憲民主党に追いついた」と述べ、そもそも核共有を議論することがおかしなことだったと批判しました。

 日々深刻化している物価高については、「岸田総理と黒田日銀総裁には物価高の感覚がない。庶民感覚がない、生活感覚ないということです。ここで皆さんが声を上げることが、この政治の感覚を大きく変えることになります。力を貸してください」と求めました。

 「私たち立憲民主党は、小川淳也さんと私、泉健太、そしてこの茂木さんとともに、さらに力を付けて日本の政治を担えるように努力を続けてまいります。ぜひ応援してください」と、最後に訴えました。


 茂木邦夫候補予定者は、「自分たちの目で候補者を見極め、この社会がどうなっていけばいいのか、それを有権者と対話をしながら、そして自分たちで考えながら選んでいく。それが選挙なんだと思う」と、自らの町議選、町長選での経験を交えながら、政治・選挙についての感想を述べました。その上で、「政治について、少しでも選挙・政治に関心を持ってもらいたい。私たちの社会や暮らしは政治と密接に結びついている。今までの政治の、ギスギスしたり誰かを攻撃するようなイメージを変えて、誰かを選ぶときに政治の話を気軽に楽しくできることが、私が求めている香川県の民主主義の未来だ。この選挙を、社会をよくしたいという思いを寄せ集める機会にしてもらいたい」と訴えました。


 小川淳也政調会長は、昨日閉会した第208回国会について、「岸田総理は対決法案をほとんど出してこなかった。私たちは、精緻に議論をして法案への対応をし、政府から61本の法案が提出されたが、87%の法案に賛成し、反対する法案には対案・修正案を出して堂々と反対した」と振り返り、立憲民主党は反対ばかりというものではないということを強調しました。

 また国会最終盤で、内閣や細田議長への不信任案に対する対応で、苦慮したり迷走した野党があったことに対し、「現政権にきちんと対峙し、政権に取って代わるという気概と自覚を持っているのは野党第一党の立憲民主党だけだ」と述べました。

 参院選に立候補予定の茂木邦夫候補予定者について、「香川選挙区は野党候補が乱立するが、野党第一党を育てることが日本の政治を健全化させることにつながる。その思いを受け止めるのが茂木さんだ。純粋な情熱、志、思いが、一人でも多く香川県の皆さんに届けばいい」と訴えました。


 会場に集まった参加者・支持者との対話集会では、「ウクライナ戦争で、ロシアをあまり追い詰めずに、戦争終結に向け対話の場をつくらなくてはならない」などの意見が出されました。泉代表は、「予算委員会で岸田総理に、『好き嫌いではなく、こういう時だからこそ対話の場をつくることが大切だ』と指摘した。軍人ではできなくても、政治家同士による対話は必要」と答えました。