参院選公示日の6月22日、香川県選挙区で立憲民主党の公認を受けた、もてき邦夫候補は高松市内の事務所前で、香川県連代表である小川淳也政務調査会長と出陣式を行いました。

 廃業寸前の温泉宿の再生やゲストハウスの運営、土庄町議等、街づくりに関わる仕事をしてきた、もてき候補は、「この社会、このままで本当に良いのでしょうか」と疑問を投げかけ、人口減少が進み、日本の合計特殊出生率は1.3となったにも関わらず、政府が対策を打てていないことに怒りをぶつけました。もてき候補は、「国難とも言うべきこの少子化ですよ。これを変える覚悟のない大人たちが多すぎる。子どもたち、孫たちに顔向けができないような、生きることができないような社会を残してしまって、本当に良いんだろうか。今、子どもたちは、これからの社会がどれだけ厳しいものになるか、想像が及ばない。そして、投票権を持っていない。そして若い世代は相対的に、団塊の世代の方々、先輩方に比べてどうしても人口が少ない。だから、自分たちの声を政治に届けることがなかなか難しい、反映した実感がない。社会って変わるんだろうか、変えられた成功体験すらない。高度経済成長のバブルも経験していない。失われた30年間の中で、どんどん日本が衰退していくところしか見てきていない。そういった若い世代が希望を持てる、やはり、これからも居続けられる持続可能な社会を皆さんと作っていくためには、私たち若い世代だけでもだめだし、ここにいらっしゃる先輩方、皆さまのお力添え、世代を超えて力を合わせて社会をつくっていく、大きな固まりを作っていくことが、この今の日本の社会で必要なことだと信じて疑いません」と力強く訴えました。
 また、6月20日に開票された杉並区長選で野党推薦候補が僅差で当選したことを取り上げ、「どこかで私たち一人ひとりの力は、一票の力は、弱いんじゃないか、足りないんじゃないか、小さいんじゃないかと、思い込まされてきた、そんな偏見。そういった固定観念も皆さんに植え付けさせられている。今回の選挙、本当に戦うべきは、他の候補者や政党ではないと思っています。自分たち自身の固定観念。それが私たちの限界を決めている。それを皆さんと一緒に打破していきたい。最後まで諦めずにやっていきたい」と決意を表明しました。

 小川政調会長は、「各地域の候補者や支援者の皆さまと触れ合わせていただき、いかに純粋な気持ち、まっとうな気持ちで、この厳しい苦しい中、全国で仲間の皆さんが頑張っているか。それを今回ほどひしひしと感じたことはありません。同時に、そうした全国の多くの候補者の中で、もてき邦夫さんがいかに傑出した候補か、いかに見識と伝える力と聴く力を本当に兼ね備えた、無為にしてはならない、素晴らしい人材であるか。そのこともまた強く感じた2カ月間でした」と、もてき候補を紹介しました。続けて「物価高で本当に生活が大変になります」と述べ、「この国では、長年放置されてきたいろいろな社会問題を置き去りですから、金利も上げられなければ、円の価値も守れない。岸田さんはおそらく、『アベノミクス見直しましょう』とは言えないでしょう。安倍さんの顔色をうかがう政権が、これ以上安泰に続いたところで国民生活は浮かばれません」と指摘しました。そのうえで小川政調会長は、「これに明確に代わりうる選択肢をきちっと私たちは手にしなければならない。それをここ香川から皆様の長年の悲願ですから。しっかり、もてぎさんと一緒に作っていきたい」ともてき候補への支援を求めました。