参院選5日目の6月26日、鳥取・島根県選挙区で立憲民主党公認の村上たいじろう候補が、大西健介選挙対策委員長や亀井亜紀子衆議院島根1区総支部長と島根県松江市、出雲市で街頭演説を行いました。村上候補は、子どもたちが安心できる未来をつくるための子育て、教育支援の充実を訴えました。

 1歳と5歳の子どもを持つ村上候補は、鳥取県の職員を退職し今回の参院選に立候補しました。「子育て、教育政策を充実し、人口減少を克服したい」と掲げる村上候補は、今の子どもたちが大人になった30年後は現役世代1人が高齢者1人の面倒を見なければいけない状態になっているとし、「子どもたちに重い負担をかけて、われわれは安心して老後を過ごせることができるでしょうか。決してできない」と危機感を示しました。そのような状況を変えるために村上候補は、「子育て世代、そして子どもたちだけではない。子育てが終わった世代にも気持ちをわかってほしい。子どもたちのために安心できる未来を残していくのが大人の責任だ」と訴え「村上たいじろうと一緒に子どもたちの安心できる未来、そして老後にも安心できる未来を一緒につくっていきましょう」と自身への支援を求めました。

 大西選対委員長は、立憲民主党が未来を支える子どもたちを守るために「教育の無償化」を掲げていることに触れ、「いろいろな試算がありますが、日本は幼稚園から大学まで公立に行かせても、家計の教育費負担が1200万円かかる。これでは子どもを産み育てることができません。ぜひ子育て世代の教育費負担、これを軽減していきたい」と訴えました。政府が防衛費を対GDP比2倍の6兆円増やそうとしていることについて、「6兆円かけなくても必要な防衛費は確保できる。むしろこのうち2兆円でも3兆円でも教育費に回すことができれば、小中学校の給食費を無償化できます。大学、公立大学の授業料、これも無償化できます。児童手当も高校まで延長させることができるんです。ぜひ未来のために投資をする。そういう政治に変えていきたい」と強調しました。大西選対委員長は自身が36歳の時の初選挙で、高齢の女性に話かけられ、「お孫さんの家庭が経済的に厳しくて、高校通学しようか中学校を卒業して働きに行こうか迷っていた。でも当時、民主党が高校授業料無償化にしようと言っていたので、『自分には選挙権がないけれども、おばあちゃん民主党に入れて』とお孫さんが頼んでくれた。この話を聞いて、私はこの選挙なんとしても勝って、高校授業料無償化にしなきゃいけないと思った」とエピソードを披露しました。続けて、「中学生には選挙権がありませんけれど、ここにお集まりの皆さんは選挙権をお持ちです。その皆さんが動けば、未来は変わるんです。ぜひ、この34歳若い村上たいじろうさんと一緒に未来を作ってください、そして政治を変えてください」と強く呼びかけました。