千葉県選挙区・小西洋之候補は参院選6日目の6月27日、逢坂誠二代表代行とともにJR松戸駅前で街頭演説を行いました。永富博之連合千葉会長も応援に駆けつけました。

 3期目を目指す小西候補は国会議員が担う任務として「政策実現」と「政権の監視と監督」の2点を挙げ、与野党問わず、国権の代表機関である国会に居るものであれば、「皆が等しく背負う任務」であると述べました。ところが実際は与党自体が政府でもあるため、野党が監視・監督の役割として機能しなければならず、同時に野党であっても国民の命を救い、暮らしを守る法律をつくっていかなければならないと主張しました。
 小西候補は自身の具体的な「政策実現」の内容として、自らが中心メンバーとして立案した「脳卒中と心臓病の特別法」の成立までの経緯を語りました。自身が21歳の頃に父親が脳卒中で寝たきりになったことをきっかけとして、参院議員の初当選1年目にして、法案を検討する「脳卒中対策の党内議員連盟」を立ち上げたこと。その後、野党になったものの、議連は超党派となったが、引き続き中心メンバーとして活動し、3年前にようやく議員立法として悲願の成立に至ったことを述べたうえで、「反対ばかりの野党」と報道されることに対し、「(これこそ)政策実現そのものだ」と強く訴えました。
 また、小西候補は参院議員2期目最後の予算委員会(5月30日)で「岸田インフレ」に対し質問に立った経緯として、「国民の信を問う」今回の大事な参院選に向け、「この岸田インフレの問題を市民のみなさんにお伝えしなくてはいけない」と意気込み、同時に野党としての政権の監視監督の役割として挑んでいることを表明しました。ロシアの紛争により始まった物価高だが、日本の場合はアベノミクスの円安誘導が更に物価上昇に追い打ちをかけていると指摘。アベノミクスのもとで日銀は中央銀行としての機能が破綻している状況であっても、無為無策のままの岸田政権を強く批判しました。
 小西議員はこの参院選挙について「値上げの夏、岸田インフレ」を止める最後のチャンスであることを訴え、「この千葉選挙区からもう一度国政へ送り出していただき、参議院の予算委員会のその論戦の先頭に立たせてください」と、強く支援を訴えました。

 逢坂代表代行は物価高に対して無為無策の岸田政権が、最近になり物価高対策として国民に節電を促す「節電ポイント還元制度」を打ち出したことに触れ、さらには節電プログラムの参加によって2,000円相当のポイント支給を検討していることに、「2,000円だけで終わりですか。そんなの焼け石に水にもならない」と批判したうえで、立憲民主党は物価高対策として、低所得者への給付金、ガソリン・小麦などの価格抑制、時限的な消費税減税といった具体案があることを訴えました。

 逢坂代表代行は「とにかく小西さんは野党であって、政策をバンバン実現する力のある方」と評したうえで、参院議員を2期務めた小西候補の政策立案能力・調査能力について自身の理解が及ばないほど高いと述べ、「議員力のある議員なので、みなさんの力で国会に戻してくださいよ」と、あらためて小西候補の支援を呼びかけました。