愛知選挙区・斉藤よしたか候補は6月29日、泉健太代表らとともに名古屋駅前で街頭演説を行いました。「立憲野党の一議席を守るために全力で走り抜けていく」と決意を示し、自身への支持を訴えました。演説会には、近藤昭一、牧義夫の各衆院議員、岡本みつのり第5区総支部長・前衆院議員、地方自治体議員らが応援に駆け付けました。

 3期目に挑む斉藤候補は、もの凄い勢いで上がっている物価に対して、どのような対策を示すのかが、今回の参院選の争点ではないかと訴えました。7月から電気料金とガス料金を合わせて一世帯で一月3182円値上がりし、6000~7000品目で11%もの物価上昇になると指摘。「未曽有の値上げの夏」を迎えようとしているのに、「政府は、正直言って無為無策」と断じました。「今、政治がこの問題を看過していいのか」と、岸田政権が物価高を放置していることを厳しく批判しました。

 物価だけでなく、平和を脅かす事態が自民党政権によってもたらされようとしていると警鐘を鳴らしました。今回の参院選挙の結果、「大政翼賛会のような議席が参議院で生まれてしまったらどうなるのか。(自公政権が)6兆円もかけて防衛費を倍にする」と問題視しました。これに対して斉藤候補は、「そんな予算があるなら、将来の子どもたちのため、未来のために投資した方がいい。そのうちの一部でいいから使って、教育費の無償、給食費の無償、児童手当の引き上げ、国難である少子化克服のために力を尽くすべき」と説きました。 

 午前中、名古屋市内の大須商店街を歩行遊説したという泉健太代表は、そこでも仕入れで8%も9%も値上がりしているのに、その分を商品に価格転嫁できない小売店主の悩みを聞いたと明かしました。まさに全国各地が物価高に見舞われている今、「必要な予算は、年金が下がった方々への年金追加給付や小麦価格の引き下げ。こういう物価対策の予算が必要」ではないかと訴えました。

 ところが、自民党政権が増やそうとしているのは、「防衛費だ。私たちとは全く考え方が違う。今、この局面で防衛費だけを2倍にする国家予算は、全然ダメだ」と断じました。「私たち立憲民主党もわが国の安全保障に責任を持っていきたい」と表明した上で、「その立憲民主党からしても、防衛費を中身を示すことなく倍にするなんて愚策中の愚策」と自民党の予算配分に大いなる疑問を呈しました。

 「だから皆さん、日本の政治に自民党だけでなくて良かった。立憲民主党があって良かったということだ」と訴えました。立憲民主党は、「自民党とは全然違う生活目線を持っている。未来への投資を視点がある」と述べ、教育の無償化、働き方改革、人への投資、先進的なデジタル教育を含むリカレント教育などに予算を配分し、バランスの良い予算にしていくと表明。「その先頭に立つのが斉藤よしたか候補だ」と強く訴え、斉藤候補への支持を求めました。