参院選9日目、6月30日の午後、岩手県選挙区では党公認のきどぐち英司候補が逢坂誠二代表代行と盛岡市内を回り街頭演説を行いました。

 きどぐち候補はマイヤ青山店前の街頭演説で冒頭、「政治の危機はさらに深まり、日本の危機がさらに強まっている」と述べました。

 6月15日に閉会した国会の議論の中心は2つあり、1つ目が新型コロナ対策だったと振り返り、ワクチン接種の対応や、医療体制・検査体制の拡充、事業継続のための支援など立憲民主党は厳しく指摘。自らも新型コロナ対策を所管する委員会で厳しく訴えてきたと述べました。

 もう1つは、物価高騰対策だと述べ、政府からは根本的な対策は出てきていないと指摘しました。政府は参院選前日になり、初めて物価高騰対策の会合を開き、検討プランだけを示し参院選に突入したと述べ、「本来、国会で議論すべきもの。国会軽視、そして国民のみなさんが苦しんでいることが見えない、国民軽視、選挙目当て」「本当にひどい政治が国民の皆さんを苦しめている」と語りました。

 そして、「今の政治を検証、総括する一番のチャンス。それが参議院選挙」だと述べ、「立て直しの一票をきどぐち英司に集めてください」と訴えました。

 「岩手を守り日本を変える。岩手の暮らしと仕事の現場を守るためには、日本の政治を変えなければいけない」と、6年前に参議院選挙に初挑戦し当選した時から柱にしてきた言葉を述べ、支援を求めました。

 逢坂代表代行は冒頭、「きどぐち英司さんを、なんとしても国会へ送っていただきたい。そのお願い一心でやってまいりました」と述べました。

 政府が物価高対策として唯一やっているのは、石油元売会社に対する補助金支給くらいで、何も具体的なものがないと指摘。農産物の生産コストを1割下げると言うものの、価格の10%程度のものなので、まったくさがらない、さらに生産コストを下げても野菜が安くなるのは先の話だと延べ、困っているのは今だと指摘しました。

 さらに立憲民主党が時限的な消費税減税を訴えている一方で、自民党の茂木幹事長が、消費税を下げたら年金を3割カットすると発言したことに、「恫喝だ。では一体何をやってくれるのか。何もしていない」と厳しく指摘。「こんな時に、与党を強くしても意味がない。こういう時だからこそ、野党がしっかり力を強くして、きどぐちさんに国会でがっちりやってもらわなきゃ駄目なんです」「与党の議員が増えても、国民の生活は何も良くならない。今と変わらない」と訴え支援を求めました。