参院選11日目となる7月2日、立憲民主党が長崎県選挙区で公認している白川あゆみ候補は、佐世保市で西村智奈美幹事長と街頭演説を行いました。白川候補は、厳しい物価高に対策を講じないと「立ち行かなくなる」と強く訴えました。

 起業をして人材育成や就職支援などの活動を行ってきた白川候補。「暮らしが厳しい」「年金はもうこれ以上下げないで」「女性の雇用が厳しくなっている」「コロナの影響で女性の雇用、非正規雇用の方が犠牲になっている」という声を長崎県各地で聴いてきたと訴え、「今回の参院選は、私たちの暮らしに何としても政治の力を取り戻す時期ではないか」と呼びかけました。また、「賃金が上がらないのに物価は上がっている」と述べ、「これから値上げの夏、参院選挙で何とか対策を講じないと立ちゆかなくなる」と強調。消費税5%への時限的な減税を訴え「まだ投票日まで1週間あります。1人でも多くの方に投票に行こうと白川あゆみを押し上げてくださいと呼びかけてほしい」と支援を呼びかけました。

 「岸田政権は、この物価高を大したことないと言っている」と述べた西村幹事長は、家計がこの物価高を容認していると発言した日本銀行の黒田総裁についても「ガソリンスタンドに行って、セルフサービスで1リットル1円でも安いところを探してガソリンを入れる気持ちがどういうものなのか分かっていない」と指摘。岸田政権について、「だからこの間、通常国会の中でも物価高対策を何一つ打てなかった」と話しました。さらに、参院選が近づいてきて政府が出した節電ポイントプログラムについては、「参院選前に取り繕うための小さな案だ」と述べ、「熱中症が心配な中にあって、節電したご家庭に対し月額90円くらいのポイント還元。これでは何の対策にもなりません」と酷評しました。
 また西村幹事長は、白川候補が大学に進学したかったにも関わらず、家庭の事情であきらめたという経歴を紹介。「家庭の経済状況を考えなくても進学できるようなことが、日本では当たり前のことにしなければいけない」と訴え、教育の無償化、子育て予算の大幅アップを立憲民主党が目指すことをアピールしました。