参院選15日目の7月6日、兵庫県選挙区で立憲民主党が公認する相崎佐和子候補が神戸市内で泉健太代表と街頭演説を行いました。街頭演説には、井坂信彦、桜井周各衆院議員も参加し、相崎候補への支援を懸命に呼びかけました。

 相崎候補は、初めての出産をする際、勤め先から契約を切られてしまった経験があり、そのことが後に市議、県議になるきっかけとなりました。しかし、その話はこの参院選までは話をしたことがなかったと明かし、その理由として「あの時もっと自分が仕事ができる人であったのであれば、出産しようが契約を続けられたと思っていたから言ったことがなかった。恥ずかしいことだと思っていた」と説明しました。しかし、今は考えを改め、「このように社会にあがらない声が多くあるんじゃないかと思いました。これはあなたのせいではない。政治が何とかしないといけない課題だ」と述べ、「あがっていないかもしれない大事な私たちの声を一緒に国に届けたい。かなえたい。私たちの声を一緒に国に届けましょう」と我慢せずに生活の中の課題を国に一緒に声をあげていくことを促しました。

 泉代表は、相崎候補が演説をしている間、複数の女性に囲まれて「消費税を引き下げるのに、なぜ保育士の待遇改善をできるんですか」と質問されたことを話しました。泉代表は、「税収がただ少なくなるということではなく、私たち立憲民主党は税そのものを総合的に考えている。これだけアベノミクスで格差が広がったのだから、やはり法人税、所得税、金融所得への課税をしなければいけない。経済有事の時は国債の発行も大事だと言った。保育士は待遇が低いから皆さんの待遇を上げるのはまっとうな政策ですよと話したら、納得して帰って行かれた」と説明しました。泉代表は、ビラに書かれている政策に関心を持って聞いてくる人がいるので、さまざまな場面で議論して理解を深めてほしいと訴えました。

 相崎候補については、「間違いなく、今もうあと一歩というところまで議席を取れるところまできた」と述べ、相崎候補に先行する自民、公明、維新について、「全部カジノ賛成。維新が伸びても政策的な対立軸がない。政策的対立軸がない2大政党制は恐ろしくないでしょうか」と強く訴えました。そのうえで、「法律は与党がつくったものでも問題点が出てくる。立憲民主党はそこをしっかりただす。今の政権だけでは、そして維新が増えても国会は全く活性化しない。そのためにも相崎さんに当選してもらわないといけない」と相崎候補への支持を呼びかけました。