自らも候補者でありながら選挙区を離れて岩手県に応援に駆け付けた蓮舫参院議員は7月6日、盛岡駅に降り立ったあと、きどぐち英司候補とともに熱烈な歓迎を受けながら徒歩で街宣車の待つスポットまで向かい、達増拓也知事、横沢高徳参院議員とともにきどぐち候補への支援を訴えました。

 きどぐち候補は「岩手の改革の政治を全国に、期待する皆さんの思いをとどろかせて県政、国政に送っていただいた。県民の皆さんの強い思いを誇りに思っている」とまず謝意を述べました。また、震災当時達増知事の政務秘書として危機対応の毎日だったことにも触れ、「皆さんの力を借りながら復興を前に進めたことを誇りに思っている」と述べました。
 政府の危機対応については「まったくできていない」と疑問を呈し、「現場の悩みを軽視し、時に嘘をつく自民党の政治の影響が岩手県民まで及んでいることが許せない。賃金も下がり、農業の現場は『自分たちの農政についてこられないものは効率が悪いからやめていただいて結構だ』などと岸田政権は言う。防衛費だけを倍増しようとするそんな政治と戦ってきたがまだ足りない。民主主義が機能しているうちに『皆さんの一票』という力で政治を変えるのが今回の参院選であり日本の政治を変えるチャンスです。どうか私に1票を与えていただきたい」と力強く訴えました。

 達増知事は、目の前の危機の向こうにあるのはここ10年間の国の政治のあり方にある。アベノミクスと言われる異常な経済政策で日本経済は不景気が続き、賃金が下がり、円安に。アメリカやヨーロッパより物価が上がりやすく、一方で賃金は低いままで、その差がつきやすくなっている。この参議院議員選挙はここ10年、自民党が続けてきた政策に立ち向かわなければならない選挙である。山際大臣の『野党の声は聞かない、自民党の人を議員に選んでくれ』といった発言、私自身の選挙でも圧力を受けたが、このような古い体質を改めなければ目の前にある非常事態を乗り越えることもできない」と訴えました。

 蓮舫参議院議員はきどぐち候補について、「女性政策、子どもの問題、地方自治の問題など、何でもできる、きどぐち候補だからこそ、何としても国会に戻ってきてもらわないといけない」と強調、「岸田総理は決断と実行と言っているが、何を決断したのか、実行したのか私は聞きたい」と断じました。また「7月から物価や外食産業も値上げし、今まさに政治の力が試されているときではないか」と聴衆に問いかけました。自民党の茂木幹事長が、物価高対策として消費税の減税を掲げる野党案に対し、「消費税を下げるとなると、年金財源を3割カットする」などと指摘したことも問題視し、「こういう政党の候補者をどうか信用しないでいただたい。いま必要なのは即戦力のあるきどぐちさん。ぜひ国会に送り出してほしい」と力を込めました。