被爆から77年目を迎えた8月6日、広島県広島市の平和公園で、「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(平和記念式典)が開かれました。

 立憲民主党からは、広島県連代表の佐藤公治衆院議員が出席し、原爆で亡くなられた方たちに、哀悼の誠を捧げました。

 式典で松井一実広島市長は、「一刻も早く、全ての核のボタンを無用のものにしなくてはならない」と平和宣言を行いました。また、今回は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が招かれ、「核兵器は愚かなものだ。核兵器保有国の指導者は、核という選択肢を永遠に取り下げてください。今こそ、平和を拡散させるべきだ」と訴えました。なお、岸田総理も式典に出席しあいさつを行いましたが、核禁止条約についての言及はありませんでした。

 平和式典終了後には、広島県動員学徒等犠牲者・動員学徒慰霊塔で、佐藤県連代表、森本真治参院議員、三上えり参院議員が献花を行いました。

 その後、広島県原爆被害者団体協議会が主催する、原爆死没者追悼慰霊式に参列し、立憲民主党を代表して、広島県連代表代行で、党の副幹事長を務める森本真治参院議員があいさつを行いました。

 森本議員は、「犠牲になられた皆さまに、哀悼の誠を捧げるとともに、被爆者の皆さんの高齢化進む中で、被爆者援護の充実に向け、われわれ立憲民主党としても、全力で取り組む」と述べました。

 また、森本参院議員は、「今の国際社会の、安全保障環境が厳しい中で迎えた夏です。先ほどの平和式典でも、松井広島市長らがさまざま決意を述べたが、広島から、核無き世界の実現に向けて、しっかりと声を上げていかなくてはならない。政治に携わる者として、一つになって、その実現に取り組んでいかなければならない。立憲民主党もその一翼を担わせてもらう」と思いを述べました。

 

 そして核兵器の廃絶に向け、「被爆者援護の問題もある。原爆症の認定制度見直しの声も高まっている。険しい道のりが続くが、諦めるわけにも負けるわけにもいかない。時間もない中で、危機感をもって取り組んでいきたい。皆さんの声を寄せていただきながら、しっかりと団結して取り組んでいくことをお約束させていただく」と締めくくりました。

 この会には、佐藤公治衆院議員、塩村あやか参院議員、瀧本実県議会議員が出席しました。