長崎に米軍の原爆が投下されてから77年となった8月9日、泉代表は長崎平和公園で実施された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。

 式典には、過去最多となる83カ国の大使などが参列。この1年間に亡くなったり、新たに死亡が確認された3,160人分の原爆死没者名簿が奉安され、奉安者累計は19万2310人になりました。

 長崎市の田上富久市長は平和宣言の中で、核保有国の首脳に向け「どんなことがあっても核兵器を使ってはならない」と強調。ロシアのウクライナ侵攻に触れ、「核兵器によって国を守ろうという考え方の下で、核兵器に依存する国が増え、世界はますます危険になっている。持っていても使われることはないだろうというのは、幻想であり期待に過ぎない。『存在する限りは使われる』。核兵器をなくすことが、地球と人類の未来を守るための唯一の現実的な道」だと訴えました。

 今年は、6月にはウイーンでの核兵器禁止条約の第1回締約国会議、そして今、ニューヨークの国連本部でNPT再検討会議が開かれていることにも言及。核保有国に対し、核軍縮の具体的プロセスを示すことを求めました。

 日本政府と国会議員に対しては、「『戦争をしない』と決意した憲法を持つ国として、国際社会の中で、平時からの平和外交を展開するリーダーシップを発揮してください。非核三原則を持つ国として、『核共有』など核への依存を強める方向ではなく、『北東アジア非核兵器地帯』構想のように核に頼らない方向へ進む議論をこそ、先導してください。そして唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に署名、批准し、核兵器のない世界を実現する推進力となることを求めます」と訴えました。