安住淳国会対策委員長は8月31日、国会内で行われた野党国対委員長会談に臨み、日本維新の会、国民民主党、日本共産党、れいわ新選組、有志の会の国会対策委員長と会談。安倍元総理の国葬について、国会の場で岸田総理が出席し、決定の経緯、費用の総額、実施する意義などについて説明するよう求めていくことで一致しました、会談を欠席した社会民主党も賛同しています。

 安住国対委員長は会談後、松野官房長官と電話会談を行い、その後記者団の取材に応じました。政府が約2億5千万円を予備費から支出することを閣議決定したものの警備費や外国要人への対応費用などが含まれていないことから、総理が総額を説明できるよう求めたと報告しました。

 あわせて「分かりません。調べている」といったものではなく、しっかりと答弁できるよう準備を整えた上で国会の場で説明するよう求めた旨も語りました。会談には山井和則国会対策委員長代理も陪席しました。

 同31日昼、参議院でも斎藤嘉隆参院国対委員長が参院野党国対委員長会談に臨みました。会談後のぶら下り会見で斉藤参院国対委員長は、参議院側でも与党に対し、「国葬に関わるさまざまな諸費用について明確にした上で、総理が出席した委員会で、(コロナの緊急事態宣言を審議する議員運営委員会のように全体で1時間程度ではなく)質疑時間を十分に確保し審議するよう求める」とともに、(予算、厚労、文科、災害、農水、国交、総務委等)他の委員会での閉会中審査の開催についても求めていくことを会談で確認したと述べました。