福岡市議会議員 成瀬穫美

 立憲民主党は結党当初より「ボトムアップの政治」を掲げてきました。

 そんな政治の理念を形にしようと福岡市議会議員・成瀬えみ市政の窓口では、「南区からボトムアップの政治」を合言葉に、草の根の声を聞き、市民といっしょに政策を考える活動を続けてきました。たとえば、公民館等で開催するカフェ型のタウンミーティング、アンケート調査や一般質問前の意見交換会など、市民と一緒に取り組んできた活動は多数。そしてこの度、初めてのイベント「いっしょフェス」を8月27日に福岡市南区で開催しました。当日は、200人近い方にご来場いただきました。

 ご協力いただいたNPOや市民グループは、全部で16団体。普段から、子育て、ジェンダー、気候変動、貧困、国際協力など生活のさまざまな課題に対して、いっしょにセミナーの企画をしたり、街頭での活動に参加したり、私の政治活動のパートナーとしてともに活動している人たちです。

 当日は、グループごとにブースを出展。マーケットをしたり、ワークショップをしたり、パネル展示をしたり、思い思いに場を盛り上げてくれました。また、インターンシップ、党員、サポーターズの皆さんは、1カ月前からボランティアで準備にも参画していただき、まさに手作りのイベントを作り上げました。 在福岡中国領事館の領事さんにもご参加いただき、アメリカ人留学生たちと「米中交流」があったり、キルトを作っているグループと地域で子どもの居場所を運営している方との出会がきっかけで、その日のうちに施設へキルトを届けに行っていただいたり、若者と政治を結ぶ機会になったり、グループとグループの掛け合わせ、参加者同士の広がりなどたくさんの相乗効果が生まれていました。

 今回のイベントでは、実はもうひとつ大きな目的がありました。今年10月に施行される労働者協同組合法の周知です。市民グループの能動的な活動の選択肢がNPOに加え一つ増えることになります(写真:ワーカーズコープ・センター事業団九州・沖縄事業本部本部長 竹森鉄さんのレッスン)。

 また、市民運動を広めるための技法として、ブランディングの「レッスン」を開講したり、堤かなめ衆議院議員との対談では、生活の課題を解決していくには、どんな活動を進めるべきなのか、また政治が果たす役割など話を深めました。

 新しい時代の社会をともに作っていくために学生や子どもなど、だれでも参加できる新しい形の政治の場づくりが大切だと考えています。今後もこの活動を続け、一人ひとりが政治の参加者だという意識を広げていきたいと考えています。

 参加議員のうち立憲民主党からは堤かなめ衆院議員、野田国義参院議員、山田由美子・ついちはら陽子両福岡市議、段下季一郎筑紫野市議、森本由美北九州市議が参加しました。

※なお、市の感染対策ガイドラインをしっかり守ったうえで、運営をしました。