大阪市夢洲で計画されているIR・カジノ建設への銀行融資に反対する院内集会が9月7日午後に議員会館で開催され、党カジノ問題対策本部の事務局長の桜井周衆院議員、同次長を務める山岸一生衆院議員が出席し意見交換しました。日本共産党、れいわ新選組の議員も出席しました。

 集会を呼びかけたのは大阪IR・カジノ計画に反対するNPO法人AMネットや夢洲懇談会、ウータン・森戸生活を考える会で、A SEED JAPANや関西NGO協議会、カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会が賛同し、メガバンクによるカジノへの融資中止を求めるダイベストメント運動の報告集会として開催されました。

 集会では、AMネットの武田かおり事務局長、夢洲懇談会代表の桜田照雄阪南大学教授、A SEED JAPANの鈴嶋克太理事から、大阪IR・カジノ計画の概要と住民投票を求めた大阪での取り組み、Change.orgを通じた融資撤退を求めるネット署名の経緯、午前中に行ったメガバンクへの署名提出行動などが報告され、金融庁とカジノ管理委員会の担当者と質疑・意見交換を行いました。

 桜井議員は「国会の財務金融委員会に所属しており、カジノの中では有り金全部はたいてもさらに無制限に資金借り入れできて一晩で破産するのではないかという懸念、またESG投資など社会に貢献する投資が呼びかけられていることに反するのはないか。財政金融行政上の多くの疑問がある」と指摘しました。山岸議員は「党のカジノ問題対策本部として、さまざまな問題があることを確認していきた。ESG投資と真反対のサステナブルでない投資をどうすべきなのか、一緒に考えていきたい」と述べました。


 集会では大阪IRへの銀行融資を取りまとめる幹事社銀行に提出するためにとりまとめたネット署名「大阪IR・カジノに私たちが預けたお金を使わないでください」1万9691筆の控えを金融庁に手渡しました。