立憲民主党は9月27日、国会内で第58回(第2次泉執行部第2回)常任幹事会を開きました。

 冒頭であいさつに立った泉健太代表は、安倍晋三元首相の国葬について「立憲民主党は今回の国葬は、根拠や基準が乏しいこと、そして国会の関与もなく決定をしたことについて大変問題だということで反対の姿勢を示してまいりました。私ども執行部は本日の国葬には参列をいたしません」とあらためて表明。同時に「故人に対して、弔意を持っているのは当然のことであります。その意味で、改めて凶弾に倒れた安倍元総理には哀悼の誠をささげたい」と語りました。
 国家を運営する者すべてが、今回のような国葬を許してはならないとの見解も示し、「そういう意味では、わが国はまだまだ不十分な状態が続いている。恣意的な政治利用になりかねない、この国葬が行われる余地が今もなお残っていることを強く受け止めねばならない。今後繰り返させないよう、われわれとしての取り組みは継続をしていかねばならない」と語りました。

 また、常任幹事会で報告・承認事項である「入党」に向けてあいさつに立った米山議員は、「皆さんと力を合わせて、政府を、問題点を追及し対案を出し、さらには来年春の統一自治体選挙に勝利し、さらには政権交代の実現するために全力を尽くしてまいりたい。ぜひ慎重審議の上、ご承認いただければと思います」と語りました。
2.報告・承認事項
<幹事長>
 岡田克也幹事長は(1)米山隆―・衆議院議員の入党(2)党役員構成(3)国会議員等海外派遣基準(4)「台風14号に関する災害対策本部」の設置(5)「台風15号に関する情報連絡室」の設置――等について報告し承認されました。

<代表代行・ジェンダー平等推進本部長>
 西村智奈美代表代行は「統一地方選2023に向けた女性新人候補者支援メニュー」について報告し、承認されました。

<国会対策萎員長>
 安住淳国会対策委員長は(1)日本維新の会との合意事項(2)国会対応について報告しました。

<参議院国会対策委員長>
 斎藤嘉隆参院国対委員長は衆院と連携して取り組んでいく旨を報告しました。

<政務調査会長>
長妻昭政調会長は『次の内閣』閣議(第1回)において「悪質献金被害救済法案」を法案登録した旨を報告しました。

<選挙対策委員長>
 大串博志選対委員長は(1)首長選挙の結果(2)地方自治体議員選挙の結果(3)地方自治体議員選挙における候補者の公認・推薦(4)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認――について報告、承認されました。

1 首長選挙の結果について
 【推薦】
 〇沖縄県知事選挙(9月11日投開票)立候補者数3
  玉城 デニー(現)(当選・339,767 / 2期目)
 〇沖縄県宜野湾市長選挙(9月11日投開票)立候補者数2
  仲西 春雅 (新)(落選・18,458)

2 地方自治体議員選挙の結果について
【公認】
○長野県塩尻市議会議員補欠員選挙(9月25日投開票)欠員3/立候補者数4
  上條 元康 (新)(3位当選・5,030 / 1期目)
○宮崎県三股町議会議員選挙(9月11日投開票)定数12/立候補者数14
  指宿 秋広 (元)(7位当選・734 / 5期目)
○沖縄県宜野湾市議会議員選挙(9月11日投開票)定数26/立候補者数31
  座間味 万佳(新)(12位当選・1,595 / 1期目)
○沖縄県沖縄市議会議員選挙(9月11日投開票)定数30/立候補者数40
  知花 圭  (新)(10位当選・1,852 / 1期目)
○沖縄県北谷町議会議員選挙(9月11日投開票)定数19/立候補者数24
  高安 克成 (現)(19位当選・377 / 3期目)

【推薦】
○群馬県館林市議会議員選挙(9月25日投開票)定数18/立候補者数23
 斉藤 貢一 (現)(15位当選・986.085 / 4期目)
○新潟県胎内市議会議員選挙(9月18日投開票)定数16/立候補者数17
 佐藤 陽志 (元)(1位当選・1,748 / 3期目)
 ○沖縄県宜野湾市議会議員選挙(9月11日投開票)定数26/立候補者数31
  玉元 一恵 (元)(27位落選・1,039)

3 地方自治体議員選挙における候補者の公認・推薦について
【公認】
○香川県多度津町議会議員選挙(任期満了2023年2月19日)定数14
  渡辺 美喜子(現職5期・72歳 / 多度津町議会議員)
  藪 乃理子 (新  人・41歳 / 現代芸術家)

【推薦】
○三重県桑名市議会議員選挙(11月20日投開票)定数26
  松田 正美 (現職3期・70歳 / 桑名市議会議員)

4 2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認について
2023統一地方自治体選挙■一般市区町村議会議員選挙公認候補一覧0220927■第58回常幹.pdf
<組織委員長代理>
 早稲田ゆき組織委員長代理は衆議院小選挙区暫定総支都の設立について報告し、承認されました。
(選挙区)千葉6区 (代表者)奥野総一郎 (役職)衆議院議員(千葉県連代表)
(選挙区)静岡7区 (代表者)渡辺周   (役職)衆議院議員(静岡県連代表)

3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
 大串選対委員長は「選挙対策委員会規則の制定」について報告し、協議・議決されました。
20220927立憲民主党選挙対策委員会規則.pdf

 大串選対委員長はまた、(1)公認権、推薦権の一部委任(2)第50回衆議院選挙に向けた公認内定の辞退(3)第27回参議院選挙に向けた比例区における公認内定(4)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦(5)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認取消――等について報告し、協議・議決されました。
○ 公認権、推薦権の一部委任について

20220927公認権、推薦権の一部委任について.pdf

2023統一地方自治体選挙■道府県議会議員選挙公認候補者一覧 20220927■第58回常幹.pdf

2023統一地方自治体選挙■ 政令市議会議員選挙 公認 候補者一覧20220927■第58回常幹.pdf