10月24日、衆院予算委員会は集中審議を行い後藤祐一衆院議員が(1)マイナンバーと健康保険証一本化、(2)統一教会の推薦確認書、(3)秋葉 ・山際両大臣の疑惑――等について質問しました。
(1)マイナンバーカードと健康保険証一本化
後藤議員は、マイナンバーカードと健康保険証の一本化に関連して、マイナンバーカードを取得しない人の扱いについて、「窓口で10割をまず負担し、あとで振り込まれる資格証明書の仕組みを使うのか」と政府に質問しました。岸田総理は、「全額負担はない」と述べ、「そのための準備を進めている」と新しい仕組みを検討していることを明らかにしました。
後藤議員は、「マイナンバーカードの第4の方法を作るのか」と批判し、健康保険証の即時廃止は見送るべきと指摘しました。
(2)統一教会の推薦確認証
後藤議員は、統一教会の推薦確認書について、立憲民主党が党として調査を始めていることを説明し、自民党も調査をするように求めました。
岸田総理は「各議員が説明すべき」との答弁を繰り返し、自民党としての調査には言及しませんでした。
(3)秋葉大臣、山際大臣の疑惑
後藤議員は、秋葉大臣の脱税、登記法違反等が指摘されていることについてただしました。秋葉大臣は、質問される前に「納税してきた」と説明する一方で、義父の税務申告については「答える立場にない」「これ以上答弁できない」などと述べる等、真摯な対応が見られませんでした。
岸田総理は「さらなる質問に丁寧に答えていくべき」と秋葉大臣に求めました。
後藤議員は「秋葉大臣を辞めさせなければ日本は良くならない」と辞任を求めました。
山際大臣は旧統一教会との関係について、不明瞭な答弁を繰り返したのを受け、後藤議員は、「山際大臣をやめさせるべきではないか」と総理に求めました。
岸田総理は、「さらなる質問を受ける中で、説明責任をさらに果たしてもらわないといけない。努力をしてもらわないといけない」と述べるにとどめました。