立憲民主党ジェンダー平等推進本部は10月27日、「りっけん女性塾オンライン・トーク第1回『女たちで政治を元気にしよう』」を開催しました。「りっけん女性塾」は、来年の統一地方自治体選挙に向けて立候補に関心のある人たちの参考になるように、現役政治家がゲストを交えて語り合うオンラインイベント。第1回目のこの日は、党ジェンダー平等推進本部長の西村智奈美衆院議員、同副本部長の辻󠄀元清美参院議員、同事務局長の岡本あき子事務局長が、政治家を志したきっかけや乗り越えてきた壁などを縦横に語り合いました。
議員になったきっかけについて西村議員は、新潟県議選に挑戦した当時は県議会で女性議員はゼロだった、この時期、男女共同参画基本法に基づき県で条例をつくろうとしていたがその議会に女性が1人もいないというわけにはいかないとの思いからだったが、「それまではまさか自分が議員になるとは思ってもいなかった」と語りました。
辻󠄀元議員はピースボートで活躍していた当時、憧れの土井たか子さんから「出ないか」と声をかけられ決断したこと、岡本議員は会社員だった当時岡崎トミ子さんの勉強会に参加したことが、それぞれ議員を目指すきっかけになったと語りました。
子育てや介護をしながら議員になれるかとの視聴者からの問いに西村議員は、「自分も子育てをしながら議員活動をしている。立憲民主党は子育てや介護をしながら政治家を志す人にケアラー支援をしている」と語りました。そして「立候補を決めたら後ろを見ずに前だけを見て。悩みがあったら党の女性支援チームに相談してほしい」と呼び掛けました。
ジェンダー平等のその先のビジョンについて視聴者に問われた辻元議員は、「社会の好循環が起こる。格差の問題は非正規の問題と言われるが非正規労働者の7割は女性。賃金が男女で同じになれば社会はまったく変わる」と述べました。
最後に西村議員は、「ぜひ女性候補者50%をめざして擁立を進めていきたい」と述べ、トークを締めくくりました。
■りっけん女性塾オンライン・トーク 以降の予定
第2回 11月9日(水)20時
ゲスト:岸本聡子さん(杉並区長)
「48歳、女性初の杉並区長~私はこうして『初めの一歩』を踏み出した」
第3回 11月18日(金)20時
ゲスト: 立憲民主党自治体議員
「自治体議員ってこんなシゴト~現場からのエピソード」
第4回 12月2日(金)20時
ゲスト:斉藤正美(富山大学非常勤講師)
「ジェンダー・バックラッシュ~なぜ今までジェンダー平等が進まなかったのか」
第5回 2023年1月25日(水)20:00~
ゲスト:浜田敬子(ジャーナリスト/前Business Insider Japan統括編集長/AERA元編集長)
「なぜ日本では女性リーダーが増えなかったのか〜ジェンダーの失われた30年〜」
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