立憲民主党は11月10日、泉「次の内閣」第8回閣議を国会内で開催しました。

 泉代表は冒頭、旧統一教会の被害者救済をめぐる新法に関し、政府与党の動きが遅く状況が後ろ倒しになることが懸念されると表明。「しっかりと政府与党に考え方を伝え、有意義なものが出るように緊張感をもって取り組んでいきたい」とし、一日も早い救済に向けて実効性のある法整備を求めていく方針をあらためて示しました。

 また、葉梨法務相の不適切な発言や寺田総務相の収支報告書への記載漏れなど相次ぐ現職閣僚の不適切事案に対し、「岸田改造内閣というのは何だったのか。国民のためにこれから始まる予算委員会で、皆さまから上がってきた一つひとつの課題をぶつけていき、国民生活に資する予算を作っていきたい」と訴えました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り

(1)【報告事項】超党派議員立法「特定生殖補助医療に関する法律案」(たたき台)に対する立憲民主党からの打ち返し案について、説明がなされた。

(2)【審査事項】立憲民主党政策「情報化社会と人権保障分科会中間報告(案)」について、その内容が了承された。

(3)【審査事項】内閣提出法案「国際的な不正資金等の移動等に対処するための国際連合安全保障 理事会決議第千二百六十七号等を踏まえ我が国が実施する国際テロリストの財産の凍結等に関する特別措置法等の一部を改正する法律案(FATF勧告対応法案)」について、対応を一任することが了承された。

(4)【審査事項】内閣提出法案「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案(PFI法改正案)」について、対応を一任することが確認された。

(5)【審査事項】内閣提出法案「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律案」について、対応を一任することが了承された。

(6)【審査事項】超党派議員立法「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的な推進に関する法律案」について、賛成することが了承された。

(7)【審査事項】内閣部門に「SDGsに関するワーキングチーム」を設置することが了承された。

(8)【審査事項】財務金融部門に「新しい金融政策ワーキングチーム」を設置することが了承された。

(9)【その他】コロナ陽性となった場合の手続の流れと立憲民主党としての情報発信について説明がなされた。

(10)【その他】次回NC閣議よりペーパーレス化開始されることから、その内容について説明がなされた。