大串博志選挙対策委員長は11月11日、福岡市長選挙(11月20日投開票)に、立憲民主党の推薦を得て立候補している、新人で前福岡市議の田中しんすけ候補の応援のため、福岡県福岡市内で街頭演説を行いました。この日の街頭演説には古賀之士参院議員らも参加し、田中候補への支援を訴えました。

 田中候補は、「この12年間の市政で暮らしが壊れかけている。街が壊れかけている。皆さんの暮らしは明らかに元気がない」と、市民の生活を顧みない現市政の問題点を指摘した上で、「一部の限られた人たちが経済を引っ張るのではなく、まずは暮らしの、そして事業者の皆さんの底支えをしていくことが必要だ。生活者の皆さんが家庭で自由に使えるお金、事業者が売り上げを伸ばし自由に使えるお金を増やす。そして地域で消費していただくことで、成長を実感してもらう。そういう新しい経済をこの福岡から作っていく」と、訴えました。

 そして田中候補は、「トップダウンとサプライズに執着する現市政は、独断専行でだれにも相談せずに自分で決める市政だ。これを変え、市民の皆さんから意見を聞いて市政に反映させる。そういう街づくりを進めていく」と話し、一緒にボトムアップの市政へと変えていこうと呼びかけました。

 大串選対委員長は、葉梨前法務大臣の辞任騒動を取り上げ、「人々の暮らしに思いをはせない、上から目線の政治の結果がこのような結果につながった。生活を思いやる、地に足の着いた政治の雰囲気がなかったことが問題で、同じことがこの福岡市長選挙でも問われるべきだと指摘。その上で、「生活に密着したさまざまな市の在り方を決める時に、現市長はどこにいたのか。暮らしから遠いところでいたのではないか。皆さんの生活の声を受け止め、地に足の着いた市政を作ろうとしている田中候補に、皆さんの力を寄せてほしい」と訴えました。