立憲民主党は11月15日午後、国会内で常任幹事会(第62回)を開催しました。
冒頭のあいさつに立った泉健太代表は、「国会が大変重要な場面になっている」と述べ、まず旧統一教会被害者救済に向けた与野党4党協議の現状に言及しました。「長妻政調会長と岡田幹事長に協議の前面に立っていただき、われわれは進まない国会の中で物事を進めるために4党協議という枠組みをつくって実務的に調整をしてまいりました。自民党の事情で茂木幹事長が出てくる場面があったとは認識していますが、被害の実態と法的に何が必要かを協議・議論してきたのは4党協議だ」「われわれとしては早急に実務協議を先に進めてまいりたいと考えています」と語り、与党の都合で議論の進みが遅れていることを問題視。「今国会中の成立は絶対に必要であるという認識をもっています。岸田総理が被害者の方とお会いになったという情報は伝わってきていますが、深刻な状況を聞いたのであれば、当然、今国会での成立以外の選択はないと思っています」と指摘するとともに、法案の内容は「決して骨抜きであってはならない」とくぎを刺しました。
また、「岸田政権を取り巻く各大臣の資質がずいぶんと問われています」と述べ、寺田総務大臣が地元のスタッフらの人件費を税務申告しておらず、脱税にあたるのではないかと指摘されている点について、「政治資金の所管をする大臣が自らの団体で次々と問題が明らかになっているのは、全国の政治団体の規律にも関わる問題だと思っています。大臣自身の団体でそれが許されるのであれば、全国中いい加減な扱いが当たり前になってしまう」と問題視しました。
2.報告・承認事項
<幹事長>
岡田克也幹事長は(1)11月9日に行われた高額献金などの被害者救済法案(新法)についての自民党幹事長との会談(2)役員体制の追加――等について報告しました。
<国会対策委員長>
安住淳国対委員長は、 与党の先週金曜日11日の国会運営を問題視し、衆院本会議で感染症法の質疑を行い、衆院法務委員会では集中審議を行った後に、葉梨前法務大臣が辞任したことについて、国会を冒涜する行為であり、これにより国会日程が不正常となるに至ったことを指摘しました。
<参議院国会対策委員長>
斎藤嘉隆参院国対委員長は、参院側の国会封応等について報告しました。
<政務調査会長>
長妻昭政務調査会長は『次の内閣』閣議(第7 、第8回)審査事項について報告しました。
<選挙対策委員長>
大串博志選挙対策委員長は2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について報告しました。
○2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について
2023統一地方自治体選挙 【一般市区町村議会議員選挙】 20221115■第62回常幹.pdf
20221115第62回常任幹事会 参考報告資料(1)(中間選挙 一般市区町村選挙).pdf
2023統一地方自治体選挙 【一般市区町村議会議員選挙 推薦】 20221115■第62回常幹.pdf
<組織委員長>
森本真治組織委員長は衆議院小選挙区暫定総支部の設立について報告しました。
○衆議院小選挙区暫定総支部の設立について
群馬2区 代表者:後藤克己 役職等:群馬県連代表(群馬県議会議員)
3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
大串選対委員長は(1)首長選挙における候補者の推薦(2)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦――等について提案し、協議・議決しました。
○首長選挙における候補者の推薦について
第62回常任幹事会提出資料 協議・議決事項 首長選挙.pdf
○2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について