岡田克也幹事長は11月23日、徳島県小松島市で次世代有機農業技術者育成研修を行うNPO有機農業サポートセンターを視察し、その後徳島市でタウンミーティングに参加しました。

　岡田幹事長は、有機農業サポートセンターを訪れ、JA東とくしま、サポートセンター、現場での取り組みについて説明を聞き、参加者と意見交換を行いました。有機農作物は販売価格が高くても消費者に受け入れられつつあることが話題になりました。一方で有機農業を始めたい人が増えてきていますが、新規就農の際の設備投資などにコストが非常にかかるため容易に参入できないという課題があり、国の支援が必要だという意見などが述べられました。また、今後農地集約が行われるにあたり有機農業とどのように結び付けていくのかが課題として挙げられました。

　徳島市でのタウンミーティングでは、徳島県連代表の庄野昌彦徳島県議のあいさつの後、岡田幹事長が国政報告について講演を行い、その後質疑応答をしました。岡田幹事長は来年4月の統一地方自治体議員選で立憲民主党の自治体議員を増やしたうえで、「衆院選1回では無理だが、基盤を作って5年くらい先には政権を狙える政党に再生したい」と意気込みを示しました。そのために国会対応においても「政権を獲ったらこうする」ということが伝わるような批判をすることが大事だと主張しました。その他に安倍元総理の国葬、29兆円ほどの補正予算、旧統一教会被害者救済法案、防衛予算の倍増などに関する政府の対応の問題点を指摘しました。
　質疑応答では非課税世帯への給付、北朝鮮問題、野党の連携等さまざまな質問がされました。立憲民主党が若者の支持をどのように広げるのかという質問に対し岡田幹事長は、「若い世代に届くような発信、政策を打ち出せば世の中は変わると思っている。予算のバラマキで、政権維持のために必要性が薄いものまで赤字国債を発行する。そんなものはいつまでも続く必要はないので、中長期的に健全化する。次の世代に対する政治の責任をしっかりと本気で語っていくことが若い世代の皆さんに届いていくと思っている」等と答えました。