岡田克也幹事長は12月8日、茨城県議会議員選挙(同月11日投票)の応援のため茨城県入り。2カ所で候補の必勝を期し応援演説を行いました。水戸駅では玉造順一公認候補(水戸市・城里町選挙区)と、阿見町では落合つよし公認候補(美浦村・阿見町選挙区)とともにマイクを握りました。立憲民主党は今回の県議選で両公認候補の他、しだらえみこ公認候補(筑西市選挙区)、うののぶこ推薦候補者(つくば市選挙区)を擁立しています[写真上は、水戸駅で朝のあいさつをする玉造候補(左)と岡田幹事長(中央)]。

■玉造順一公認候補(水戸市・城里町選挙区)

 玉造候補は、あたたかく、優しい茨城県政を目指しており、「一人ひとりが大切にされる社会をつくりたい」という信念のもと、教育や医療・福祉を充実させ、県民が安心を実感できる県政の実現に向けて、全力で取り組んできました。

 岡田幹事長は、県議会で圧倒的に自民党が多いなか、だれもが弱い立場、厳しい立場になるいまの世の中、しっかり代弁し反映させる玉造さんを後押ししてくださいと訴えました。

■落合つよし公認候補(美浦村・阿見町選挙区)

 落合候補は、先日辞任した葉梨前法務大臣の「朝、死刑のハンコを押して、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」との発言を取り上げ、「命を軽視する発言は、私個人としても許せない。所属する立憲民主党は命と暮らしを守る政治を掲げている。その政党の一員としてもゆることができない」と訴え、こうした発言をする人物が組織の上にいて、それを支える人が今回も無投票で当選するかもしれないことに危機感を覚え、今回立候補したと語りました。

 葉梨前法務大臣の選挙区は、落合候補の選挙区である美浦村・阿見町を含む茨城3区。前回の県議選で美浦村・阿見町選挙区は、無投票当選(定数1、立候補者1)で今回の相手候補が当選しています。

 母・妹の3人の母子家庭で育った落合候補。母・妹共に障がいがあり、暮らしを支えていた落合候補は、中学生の時、修学旅行の積立金を取り崩し生活していたため、学年で一人だけ修学旅行に行けず学校で留守番をしていたと話し、同じような子どもがこれから一人も生まれないように、そしていま同じように苦しんでいる子どもたちが一人でも減るように、「安心安全の教育」「子どもたちを育てる施設」「子どもたちを育てる親世代の安心安全の福祉の充実」を訴えました。

■梶岡博樹茨城県連副代表

 梶岡県連副代表は、県議選がこれまで投票率が低いことに言及し、その大きな理由の一つとして自民党候補者同士の選挙が多く、どちらが勝っても自民党であり結果が変わらなかったと指摘。

 今回の選挙はどちらが勝っても自民党ではないと述べ、弱い者の味方、困っている人を助けたいという落合候補への支援を求めました。

 これからの政治は、困っている人の気持にどれだけ共感できるか。強い者がさらに強くなり、豊かな者がさらに豊かになるという構造のいまの自民党政治を変えていこうと訴えました。

■岡田克也幹事長

 阿見町の街頭演説で岡田幹事長は、ひと月で3大臣が辞任し、そのうちの1人、旧統一教会との接点が取り沙汰されている山際元大臣は辞任からわずか4日で自民党の新型コロナ対策本部長に就任したことについて、驕り高ぶっていると指摘。「何をやってもいいという政治を変えよう。いま目の前に県議選という変えるチャンスがある」と訴えました。

 同日、旧統一教会に代表される悪質献金被害を救済する法案が衆院を通過することについて、立憲民主党と維新でいま考えられる最善を尽くして法案を作り上げ、与党と何回も協議を行い、被害者や弁護団の声をしっかり伝え、そうした声を可能な限り盛り込んだ法案にするよう求めたと語り、通過する法案自体は不十分なものだが、最初はまったくやる気がなかった自民党だったが、国民の皆さんの感心が高まり、岸田総理も今国会で成立させると言わざるを得なくなったと述べました。

 立憲民主党は批判すべきはしっかり批判し、協力すべきは協力し、より良いものを作っていくのが野党の役割だと語り、県議選においても、与党ばかりの県議会では駄目だと指摘。この地域を変えるための大事な1票を落合候補に託していただくよう訴えました。

落合候補と握手する岡田幹事長。右は梶岡県連副代表