岡田克也幹事長は1月13日、鹿児島県鹿児島市を訪れ、4月に行われる統一地方自治体選挙の鹿児島県議会議員選挙に党公認で立候補予定の、やなぎ誠子県連代表(元県議)、うとけい子県連広報委員長(新人)らと共に、鹿児島中央駅前の街頭演説しました。

 この日の街頭演説会では川内博史鹿児島県第1区総支部長が司会を務め、野間健衆院議員、皆吉稲生元衆院議員も参加しました。

 やなぎ候補予定者は演説で、昨年の参院選では惜敗したが、多くの皆さんに支援をいただいたことに感謝していると述べたうえで、「私が県議に初挑戦した時は、54人の県議うちで女性は2人しかいなかった。この鹿児島県で女性の政治参画が必要だと感じ、自分の声を、皆の思いを議会で訴えようと、立候補した」と、振り返りました。そして、「政治がまともに機能していない」と指摘。そのうえで、「国民のだれ一人飢えることがない、食べるものに困らない、そして戦争をしない、これが政治の最大の使命だ。しかし、この大変な物価高によって、賃金が上がらない中で、厳しい生活を強いられている。2023年が始まったが、多くの方はこの先に不安を抱いていると思う。今こそ、国民のための政治を、取り戻さなくてはならない」と、力強く訴えました。

 うと候補予定者は、「40歳代女性で、働きながら子育てをしている人は社会ではたくさんいる存在だが、4月の県議繊に立候補するとなるととても珍しい存在になる。私はこれが、日本において、鹿児島県において政治が機能してこなかった原因の一つではないかと思う。社会では人口の半分は女性だから、半分女性議員でいいし、30代、40代の議員ももっと居ていいはずだ」と指摘しました。

 「人にやさしい政治をしたいから、私は立憲民主党から立候補します」と、保守地盤の強い鹿児島県で立憲民主党から立候補する理由を述べた、うと候補予定者は、「人にやさしい経済、人を大切にする経済を作りたい。農業政策や中小企業政策でも、鹿児島にできる仕事は鹿児島の企業に任せ、鹿児島の企業を元気にして県民所得を上げたい」と話しました。

 岡田幹事長は、昨年の臨時国会を取り上げ、「立憲民主党はそうとう頑張ったと思う。国会での主導権を野党が取った珍しい国会だった。政府も与党も、旧統一教会の解散が俎上に上がるとは考えてもいなかった。被害者救済法も作る気は無かった。しかし私たちが2世信者や弁護団の皆さんの話を聞き、アピールしていく中で世論の声が高まり、政府・与党も動き出さざるを得なかった。小川さゆりさんが、涙を流しながら『良くやってくれた』と言われたことに、政治家をしていたよかったと改めて実感した。与党を追い込み、岸田政権を追い込み、協議に応じざるを得ない状況を作り出し、そして法律を作るという結果に結びつけた。それが先の臨時国会でした」と述べました。

 岸田総理が、国会閉会後に決めた「安保3文書」「原発の新増設」に言及した岡田幹事長は、「国民への何の説明もないままに、国会での議論もないままに打ち出した。次の通常国会では国民の皆さんの前で、しっかりと議論を尽くしていかなくてはならない」と批判し、立憲民主党は厳しく追及していく考えを示しました。

 最後に、4月に迫った統一地方自治体選挙では、「皆さんの力を貸してほしい、皆さんの声を上げてほしいと述べ、今の政治を変えていくためには巨大与党ではダメだ。多様な意見取り上げよりよいものに変えていかなくてはならない」と訴え、演説を締めくくりました。

野間健衆院議員

 川内博史鹿児島県第1区総支部長

 また、街頭演説会に先立ち、党鹿児島県連、連合鹿児島との意見交換を行いました。