岡田克也幹事長は1月20日、大阪市を訪れ2025年に開催予定の大阪・関西万博の建設状況を視察しました。視察には安住淳国会対策委員長も参加しました。

 岡田幹事長らは、建屋の1階展示室で万博推進局、大阪港湾局、博覧会協会各担当者らから進捗について説明を聞きました。そののち、3階の展望台に上がり建設工事の状況を見ながら説明を受けました。

 視察終了後に岡田幹事長らは記者団からの取材に応じました。視察をした感想として岡田幹事長は、「順調に進んでいるなと思います。ぜひ、しっかり前に進めてもらいたい。いろいろな資材価格が上がったり困難はあるが、予定通りの価格で行うということでぜひ頑張ってほしい」と述べました。
 万博開催地の隣接地に建設を予定しているIRについて考えを問われると、「IRは反対と明確に申し上げる」と答えました。

 大阪では維新の会と議席を争う中、国会では連携していることについて考えを問われると、「しのぎを削っているのは大阪だけではない。統一選があるが全国各地で維新と競合しているのは事実」と述べました。国会での連携については、「われわれは選挙は共闘はなくライバルだ。国会の中では野党第1党と第2党が力を合わせて緊張感のある国会を先の国会で実現した」と臨時国会での成果に触れ、通常国会でも引き続き連携していくことを話しました。

 旧統一教会との関係を公の場での説明をしていない細田衆院議長について問われると安住委員長は、「細田議長だけは与野党の調査から外れた方だから、議長だけが説明しない状況になっているから説明してくださいと言っている。しかし、マスコミにも一切答えていないし会見もしていないのは極めて異様なことだ」と指摘しました。そのうえで、「説明を拒否したままで、国会をスタートするのは不幸なこと。この問題は終わらずに通常国会で大きな焦点になると自分で宣言しているようなもの。議長にとって厳しいものになると言っている。国会初日までに説得したい」と述べました。

 岸田総理が新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを季節性インフルエンザと同じ5類に移行する方針を指示したことを表明したことについて岡田幹事長は、「政治判断ですから、どういうことで今回決断をされたのか納得のいく説明を聞きたい」と述べました。