立憲民主党自治体議員ネットワーク(以下、自治体議員NW)は1月21日、年次総会をオンライン形式で開催し、2022年活動報告案、2023年活動計画案および共通政策「立憲ボトムアップビジョン2023(案)」の各議案が採択されました。総会冒頭には逢坂誠二代表代行が党の今後のめざす方向等について講演を行い、最後に渡辺創組織委員会副委員長が挨拶をしました。

 全体の司会は江口善紀佐賀県議会議員が務め、まず主催者を代表して自治体議員NW代表の遊佐美由紀宮城県議会議員より「いよいよ統一自治体選挙の年。NWでは統一選に向けた共通政策作りに取り組んできた。全国1250名の党所属議員で今回改選の方が全員当選するよう、また新人も含め多くの仲間を増やしていきましょう」と力強く挨拶しました。続いて同NW顧問の宗方保福島県議会議員より「何がなんでも現職・新人とも勝ち抜いてほしい。自治体議員が強くないと国会でも強くならない。東北3県は夏から秋にかけての選挙だが、皆さんどうぞ頑張っていただきたい」と気合いをこめた挨拶をしました。

自治体議員NW代表 遊佐美由紀宮城県議会議員

 次に党を代表して逢坂誠二代表代行からの講演がありました。逢坂代行は「政治の役割は、国民の命とくらしを守ることと将来に向けて国民に希望を指し示すことではないか。今よりもっと良い未来があると。政治は今の社会の実態をきちんと把握し真正面から受け止め適切な処方箋を示すことが大事だ」と述べ、今の日本は大きく4つの課題があるとして「少子化、日本の食料自給率、教育の質低下、経済・金融政策について、地域の範囲での具体的な成果が求められ、自治が大切だ」などと問題意識を説明したうえで、「その意味でも自治体議員NWの果たす役割は重要であり、ぜひ今年の自治体選挙で勝ち上がっていただきたい」と述べました。講演後には参加した自治体議員との質疑、意見交換もなされました。

(写真左から)司会進行の江口善紀佐賀県議会議員と逢坂誠二代表代行

 そして議案審議に移り、まず総会議長に同NW副代表の梶谷大志北海道議会議員が選出され、審議に入りました。同NW幹事長の川名ゆうじ武蔵野市議会議員から第1号議案「2022活動報告案」、第2号議案「2023活動計画案」、第3号議案「共通政策・立憲ボトムアップビジョン2023(案)」の順に提案され、質疑応答の後すべて採択されました。

自治体議員NW2023総会議案書.pdf

立憲ボトムアップビジョン2023.pdf

立憲ボトムアップビジョン2023 政策INDEX.pdf

 総会の終わりに渡辺創組織委員会副委員長より挨拶があり、自身も自治体議員時代に同NW役員として活動し皆さんの心持が理解できること、選挙で勝ち抜き今後のNW活動の一層の活発化を祈念すること、そして党本部として可能な限りの支援を行うことなど述べました。

渡辺創組織委員会副委員長

 閉会の挨拶としてNW幹事の河合洋介愛知県議会議員が「皆さんから大変熱心な議論を頂き有難うございました。立憲民主党の理念、政策のもとに集う自治体議員全員で奮闘していきましょう」と述べ、総会は終了しました。

河合洋介愛知県議会議員