立憲民主党は2月9日、泉「次の内閣」第17回閣議を国会内で開催しました。

 冒頭のあいさつで泉健太代表は、トルコ・シリア地震が甚大な被害をもたらしていることについて、「日本の救助隊や国際NGOが現地での救援活動を展開している。こうした国際NGOなどに寄付できるようわれわれも取り組みたい」として、立憲民主党として「募金活動」を行う考えを報告しました。

 政府のLGBTQへの理解度が乏しいことに対して、泉代表は、「政府の体質や意識が国際水準から見て遅れていることが明らかになり恥ずかしいことだ。当事者の皆さんは傷つき悔しい思いをしている」と政府を非難し、「理解増進法すら党内でまとめられない自民党に対し、われわれ立憲民主党は差別解消法を立案している。当事者の皆さんに寄り添い、だれもが生きやすい社会をつくるために、引き続き差別を解消する取り組みを進めていく」と決意を述べました。

 また、子育て支援では、児童手当だけでなく障害児福祉サービスや高校授業料無償化などについても所得制限の撤廃を目指していくこと、特殊詐欺に対する多くの方の不安を払しょくするため、個人情報の保護に取り組んでいくこと、オリンピックをめぐる不正問題の追及と官主導のビッグイベントへの厳しい監視を行っていくことなど、「次の内閣」におけるさまざまな課題を共有しました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り
(1)【報告事項】内閣提出法案のA・B分類について報告がなされた。
   A法案=「次の内閣」で審査 B法案=「次の内閣」に報告
(2)【審査事項】立憲民主党政策「憲法調査会地方自治分科会中間報告案」が了承された。
(3)【審査事項】立憲民主党議員立法「児童手当法の一部を改正する法律案」について、法案登録を行うことが了承された。
(4)【審査事項】文部科学部門会議に「教職員の働き方に関するWT」を設置することが了承された。