岡田克也幹事長は2月14日、国会内で会見を開き(1)原発60年超運転に関する閣議決定、(2)103万、130万円の壁――等について発言しました。
(1)原発60年超運転に関する閣議決定
岡田幹事長は、原発を60年を超えても運転を可能とする制度改正について、13日に原子力規制員会が採決したことについて、そもそも60年超の運転を可能とするといる新しいルールは、2月10日に閣議決定で決めてしまっていることを指摘し、「閣議決定されてしまえば、いくら独立性の高い規制委員会と言えども、違う決定は考えられない。本来であれば順序は逆。規制委員会で承認した上で政府が閣議決定すべき」と述べ、岸田内閣について「閣議決定を自由自在に操る」「閣内で議論が統一されないまま閣議決定されたことは極めて問題」と批判しました。
(2)103万、130万円の壁
いわゆる103万130万円の壁の議論がされていることについて岡田幹事長は、「政府がやらなければいけない壁と配偶者手当、家族手当といった政府とは関係のない労使で作っている壁がある」ことを指摘し、「いくら政府が壁を取り除くと言っても、経営側の壁、従業員と経営者の合意や判断で、配偶者が103万を超えたら、配偶者手当は出さないということは、当事者である企業の従業員と合意で制限している問題なので、しっかり見直しを議論してほしい」と述べました。