岡田克也幹事長は2月23日、春の統一地方自治体選に立憲民主党公認で立候補予定の岡見よしと市議(県連代表代行)らと秋田県由利本荘市で街頭演説を行い、党の政策への理解といっそうの支援を求めました。また街頭演説に先立ち、秋田県連との意見交換も行いました。

 岡見市議は、県議会議員を目指す理由について、「(市議会議員として)議員活動をしていると、県の管轄だということが多くある。市民の皆さんのための活動を一つひとつ積み重ねていく中で、その負託に応えるには、県議会でなくては問題の解決ができないという思いが募り、今回の決断に至った」と述べました。

 特に少子化対策と物価高騰対策に取り組みたいと話した岡見市議は、「政府は防衛費の増額とその予算をどう捻出するかを考えているが、今やるべきは、防衛費の増額ではなく、市民生活の防衛ではないか。この声を皆さんとともに訴えて行きたい」と述べました。

 岡田幹事長は、防衛費増について、「日本を取り巻く周辺環境が厳しくなっていることは分かるが、それがなぜ、5年後に倍にするのか。43兆円も必要なのか。それを岸田総理に聞いてもまともに説明をしない。そんな政治はおかしい」と、批判しました。

 そして岡田幹事長は、「若い人たちが働ける場を作っていかなくてはならない。それは県がやらなければならないこと。そのためには県政も変えなくてはならない。同じ考え方の県議ばかりでは変えられない。新しい発想の、まさしく岡見さんのような人材が必要になる」と述べ、支持を訴えました。

 記者会見で記者団の質問に答えた岡田幹事長は秋田訪問について、「統一地方自治体選も近づいてきた。その激励の意味も込めて訪れた。また野党第1党として政権を目指す政党に作り上げていくことが幹事長の仕事だ。また次の総選挙では秋田1区・2区で小選挙区でしっかりと勝ってもらうその後押しをする」と述べました。

 今回の統一地方自治体選で、旧統一教会問題は争点になるのかとの問いに、「先の国会で救済法を作った。内容的には不十分だがまず第1歩だと考えている。旧統一教会に関して、自民党との長い深い闇を調査せずに蓋をしようとしている。事実関係を明らかにすることは必要だと思っている」と述べました。