岡田克也幹事長は3月5日、統一地方自治体選挙を見据えて福岡県北九州市を訪れ、田中まさおみ、おがたふみのり、山本こういち、岩元かずよし 各福岡県議会議員選挙候補予定者と各地で街頭演説を行いました。
岡田幹事長は大きく議論されているのはエネルギー、安全保障、子どもの3つの政策だと話しました。子ども政策は「民主党政権時に1番重要だと訴えた政策だ」と述べ、安倍政権時代に引き継がれていれば問題は変わっていたと主張しました。保育士の配置基準を3000億円かけて改善することを民主、自民、公明で合意したにも関わらず、10年間放置され続けていることを振り返り「30人もどうやって1人の保育士さんで見るのか(4歳児の場合)。少なくとも多くの先進国並みに20人や15人あたり保育士さん1人にすれば保育事故も減った」と日本の配置基準に疑問を投げかけました。そのうえで、防衛費にだけ5年で43兆円もあてるのであれば、防衛費と子ども政策を並べてどこにどれだけの予算配分をするのかを議論するべきと主張しました。
小倉南区で活動する田中候補予定者は、青年海外協力隊でアフリカ諸国に派遣されボランティア活動をしてきたこと、国会議員秘書を務めてきたことを紹介し、「何よりも大事なのは教育子育て。人を育てるとともに街を育てる」とアピールしました。
おがた候補予定者は、城井崇衆院議員の秘書として北九州市門司区を担当してきたことを紹介し、「かなえたい目標は、子どものチャレンジを応援できるような予算を県で作りたい」と意気込みを示しました。
福岡県議を1期務めてきた山本候補予定者は、少子高齢化により人口が減っていることに触れながら、地元の北九州市若松区には農作物や海産物があり町おこしをしたい人が多くいることを紹介。「それを結び付けて、若松を再生させ、新たな賑わいを作り出すことが私の責務だ」と訴えました。
八幡西区で活動し5期県議を務めている岩元候補予定者は、「誰もが住みやすい福岡県にしたい」と述べ、女性議員を増やすことの大切さを訴え、1人暮らしのお年寄りや引きこもりの方々が行き詰らないようにフォローしながら「行政や政治家が暮らしやすい住みやすい街を作っていきたい」と主張しました。
街頭活動には小宮敬子北九州市議、森本由美北九州市議、森結実子北九州市議、世良俊明北九州市議、白石一裕北九州市議、河田圭一郎北九州市議、冨田徳二福岡県議が参加しました。
岡田幹事長は遊説終了後記者団からの取材に応じました。日本維新の会とのエネルギー価格に関する勉強会が一時中断したことについて受け止めを問われました。岡田幹事長は、お互い考えの違いを知るためにも有用だという共通認識があるとしたうえで、「早く再開したい」と話しました。