3月15日の参院本会議後にぶら下り会見に応じた田名部匡代参院幹事長は、国会への欠席を続け、懲罰処分の陳謝に応じず同本会議で除名されたガーシー議員について、「非常に残念な想いです」と述べました。

 また、「有権者からの支持を得て、国会議員としての身分をいただいたわけで、さまざま訴えてきた新たな風を吹き込むということが議員の活動として行われて、政治を少しでも変えていくことができる立場になったにも関わらず、一切登院をしないということは憲法に定められている通り、全国民の代表であるという自覚がまったくなかったと言わざるを得ません」と語りました。

 その上で、「(陳謝の)機会を自ら反故にした、自ら放棄したわけですから、正当な理由がまったくない中で、こうしたことを考えれば、除名というのは当然だろうと考えます」と述べました。

 「72年ぶり、参議院においても2例目、衆参合わせても3例目の除名という重たい決断を院のほぼ総意として出した」ことの受け止めを記者団から問われた田名部議員は、「これまで非常に慎重に丁寧な議論を重ねてきましたし、できるならばしっかりと職責を果たして有権者の想いに応えて欲しいと願って、前回、陳謝という懲罰にしたわけですけれども、今回応えていただけなかったということは本当に残念でなりません」と改めて強調しました。