【代表談話】尹大統領の訪日、日韓首脳会談をうけて


立憲民主党代表 泉 健太


 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がこのほど訪日し、岸田総理と日韓首脳会談を行ったことは、日韓関係の改善に資する大きな転機となりました。

 日本にとって、韓国は民主主義などの普遍的価値観を共有する重要な隣国であり、ともにアメリカとの同盟国です。両国の安全保障、経済、文化面などにおける連携と協力は東アジアの将来秩序の安定に不可欠です。私も本日、尹大統領と会談を行う中で、この認識を大統領と共有しました。

 尹大統領が、就任当初から、自国内での批判も少なくない中で、懸案であった元徴用工問題の「解決策」を提示し、今後の求償権の行使を想定しないことでも両国の一致を実現したことに敬意を表します。

 今回の会談を契機にシャトル外交、安全保障分野の対話の再開、GSOMIAの正常化、経済安全保障に関する協議の立ち上げ、輸出管理分野での進展など、様々な取り組みに合意したことを歓迎します。

 今後の日韓関係を安定的かつ恒久的にしていくには、日韓基本条約をはじめ、1998年の日韓共同宣言や日韓併合100年の首脳談話など両国の諸合意、諸談話を継承し、不可逆的なものとしていくことが重要です。そして日本政府も未来志向の関係構築に努力していくことが求められます。

 立憲民主党は、日韓関係全体の改善を後押しするとともに、今後も経済、安全保障連携、文化交流を促進し、党内に日韓議員連盟を発足させ、議員間交流など各層での交流活性化に尽力してまいります。

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