泉健太代表は3月26日、衆院千葉5区補欠選挙に立候補予定の矢崎けんたろう公認候補予定者とともに浦安市内で開かれた「健太と堅太郎の堅実実行!国政報告会in浦安」、JR新浦安駅前での街頭演説会に参加しました。

 泉代表は、自身が代表となって党の意思決定機関の半分を女性にしたことに触れ、「今回の統一地方自治体選挙では全候補予定者のうち3割が女性候補。もっともっと国会、県議会、市議会に女性に入ってもらいたい。自民党の失われた10年、もっと言えばこの30年間でジェンダー平等が進んでこなかった。古い感覚での政治が続き日本のジェンダー平等指数は146カ国中116位(2022年)。どこが先進国なのか。これを変えていきたい」と表明。時代を変えていくという観点からは、岸田総理が昨年末から国会で議論することなく国の安全保障に関する防衛3文書の改訂や、原子力政策の大転換を行ったことを問題視し、「私たちは新しい産業、少子化対策、物価高における年金生活者支援にこそお金を使っていくべきと訴えていく。千葉5区では浦安の地でまじめに頑張ってきた矢崎さんと、自民党の議員とを考えた時に、もう自民党には任せることはできない。重要な選挙になる。ぜひお力を貸してほしい」と呼びかけました。

 矢崎公認候補予定者は、自身の名前にもちなんだキャッチフレーズ「堅実実行」について、「今回の衆院補欠選挙は、堅実に、まっとうに政治を行っていかないといけないことをあらためて感じる選挙であり、この言葉を使っている」と紹介。大学生の時にリクルート事件が起こり、「朝早くから遅くまで家族のために働いている父親の姿を見ているなか、権力と結びついている政治家や官僚だけが得をするのはおかしいと思った。これを何とかして変えたい。米国のように政権交代可能な、自民党ではないもう1つの政党ができることで、政治に緊張感が生まれ不正もなくなるのではないかと思った」と話し、その後銀行員を経て39歳の時に公募で県議会議員になったと振り返りました。

 「地盤・看板・カバンがないなか政治活動を続けてこられたのは地元の皆さんのおかげだ。皆さんのお役に立てるよう頑張っていきたい」と表明。「争点の1つは国の予算の使い方。防衛力の整備は重要だが、国民の皆さんが苦しい思いをして生活をしている、人口がどんどん減っているのでは意味がない。お一人おひとりが幸せに生きる国こそ国の力があると思う。もう1つの争点はやはり政治とカネの問題であり、これを根絶し、クリーンで透明な政治をやっていく。正義と生活を守る戦いだと位置づけ頑張っていく」と力を込めました。

  5年前に浦安が舞台の小説『ひこうき雲』を出版した作家で噺家でもある梅田うめすけさんは、「普段は和服だが今日はスーツ。なぜか。雨が降っているから汚れたら明日から活動できなくなるので困るから。スーツは同じズボンがもう1着あるので明日からも同じ格好ができる。有権者にとっての公僕も同じこと。濡れたら替える、汚れたら取り替えるのは当たり前。今着替えるのに大事なのは清潔なものを身に着けること。この点で、矢崎さんはまったく問題ない」とユーモアを交えて矢崎さんを激励しました。

 これまで地域ボランティアとして多くの子どもたちと話してきたという川野辺のりあきさんは、「子どもたちにはいつも失敗を恐れずチャレンジすることの大切さを話してきたので、今回私も失敗を恐れずチャレンジしたい。浦安市を100年先も活気あふれる街にしたい。そのために、少子高齢化対策、環境問題対策、故郷・浦安の歴史や文化、郷土愛の醸成に取組んでいく」と述べました

 3期目を目指す吉村啓治市議は「2期8年、市民の皆さんからの要望、ご意見を行政の方々と解決してきた。72歳、体力、気力、活力、能力があるうちは頑張っていく」と決意を表明。市議会では梅田さん、川野辺さんとともに当選し、より強い会派を作り、吉井さんには県政、矢崎さんには国政で活躍してもらうことで、チーム浦安として活動していきたいと決意を述べました。

 このたび市政から県政を目指すよしい由美市議は、「今回の補欠選挙はお金にまつわる問題で行われるもの。(政治資金収支報告書に記載されていない疑惑)4千万円と言われているが、私たちが一生懸命何年もかけて稼ぎ上げるお金。この価値が分かる国会議員を出すことが大切だと思う」と強調。自身の3月31日告示される自身の選挙に臨むにあたっては、「WBCの1番打者、ヌートバー選手のように先に出塁し華々しく道を作っていきたい」と述べました。

 集会では、千葉県連代表の奥野総一郎衆院議員、同副代表の田嶋要衆院議員、同顧問の長浜博行参院議員もあいさつし、必勝を誓い合いました。