大串博志選挙対策委員長は3月29日、参院選挙補欠選挙を見据えた取り組みの一環として、大分県大分市で開催された吉田ただとも大分県参院補欠選挙候補予定者の事務所開きに参加し、党勢拡大に向け政治活動を行いました。
あいさつに立った大串選対委員長は、統一地方自治体選挙が行われている中、国政の補欠選挙が5カ所で行われることは極めて異例なことだと説明し、「政権の在り方を左右する。国政の在り方を左右する。岸田政権の在り方を左右する。大分から政治の流れを変えられるその戦いがある」と述べました。岸田政権となった1年6カ月を振り返り、政府が防衛費の増額を決め、敵基地攻撃能力を反撃能力と言い換えていることなどをあげ、「ごまかしの言葉で選挙をかいくぐろうとしている政権です」と強調しました。また、選挙前に予備費を使って全国にばらまく政権であると話し、「これを何としても変えていきたい。その思いでいっぱいです」と呼びかけました。
参院比例代表で当選し約2年4カ月の任期を残して辞職する吉田ただとも候補予定者は、「退路を断ってこの戦いに挑むのだという思いで辞職願を提出した」と話しました。岸田政権については、旧統一教会に関する調査が不十分で、放送法の解釈をめぐる問題はマスコミへの圧力であり、憲法21条表現の自由に抵触する問題であると指摘。さらに、「物価高で、働く皆さん、生活者の皆さんは本当に厳しい」と述べ、処遇の改善等に取り組んでいかないといけないと述べました。また、大分県の良さについて「素晴らしい景観、山海の美味、温泉、観光施設、各界の豊富な人材等の資源があり自然エネルギーも活かしたい」と挙げ、疲弊する農林水産業にはいっそうの支援強化をすることに意欲を示し「大分から政治の流れを変える」と訴えました。