泉健太代表は3月31日、国会内で会見を開き(1)政府の少子化対策(2)小西議員の問題発言(3)中国での邦人拘束(4)統一地方自治体選挙――等について発言しました。
(1)政府の少子化対策
本日31日の夕方に公表予定の政府の少子化対策について、泉代表は「児童手当の所得制限撤廃、18才までの支給年齢の引き上げ等、かねてから立憲が訴えてきた政策」だと述べました。
所得制限について、「政府は数年前に特例給付を廃止して、所得制限を厳しくした。政府に廃止を止めるように求めたが、政府は強行した。そこから世の中が大きく変わり、野党の要求をのむことになった」と経緯を説明しました。
政府のたたき台の問題点については、「いつどうやってが抜けている」と指摘し、立憲民主党としては「一刻も早い実現」を政府に求めました。
また、本質的な問題として「基本的な家族観」を挙げ、自民党は「旧来の家族観のままそこから動いていない」と指摘しました。
(2)小西議員の問題発言
泉代表は、小西参院議員の問題発言について「まかりならんと考えている」と述べ、「党の見解とは異なる」とし、党として謝罪しました。参議院執行部が、小西議員を憲法審査会の筆頭幹事の任を解く決定をしたと説明しました。
(3)中国での邦人拘束
泉代表は、中国で日本人が拘束されたことについて「非常に憂慮している」「本来であれば自由な環境で活発にビジネスできることが大事だが、そういった環境が許されなくなることは残念だ」と述べました。予定されている中国の駐日大使との面談でも、早期解放を求めていくことを明らかにしました。
(4)統一地方自治体選挙等
昨日時点の擁立の状況は、道府県会議員選挙は現有議席204で、公認と推薦をあわせて321人立候補。政令指定都市では現有議席が117人で、公認と推薦をあわせて152人が立候補しました。衆院千葉5区、衆院山口4区、参院大分の補欠選挙もあわせて「全員の当選に向けて最大限努力していきたい」と訴えました。