長妻昭政務調査会長が4月13日、国会内で会見を開き、(1)Jアラート等の検証(2)統計公表の遅延(3)黄砂対策(4)天下り問題(5)新型コロナ対策――等について発言しました。
(1)Jアラート等の検証
今朝、北朝鮮のミサイル発射に関して、「防衛省からの発表が7:26、Jアラートが7:55、エムネットが7:56だった」と指摘し、「この時間差の検証が必要。全国一律で情報整理をしてほしい」と政府に求めました。
(2)統計公表の遅延
5年に1度調査が行われる将来人口推計等の国勢調査の発表が遅れている点について、「統計の発表時期については政府には前科がある。予算委員会の冒頭に発表していればより議論が深まった。国会審議をスルーしたい政治的思惑があるのでは」と疑問を呈し、「速やかな公表」を政府に求めました。
(3)黄砂対策
長妻政調会長は、黄砂について「環境部会に対して、政府からヒアリング、調査するよう」と指示したことを明らかにしました。「黄砂対策に関する関係省庁連絡会議が政府に設置されているが、うまく機能していない。懸念しているのは健康被害」と指摘し、「政府として明確にメッセージを発する」よう求めました。
(4)天下り問題
国交省の天下りの問題に関して、長妻政調会長は、「当事者である国交省が自らヒアリングしても限界がある」と指摘し、「内閣府の再就職等監視委員会がきちんと動くべき」と政府に求めました。長妻政調会長は「最近天下りの報道もない。過去と比べても天下りは復活している。広く政府の不都合な事実を表に出す」と述べました。
(5)新型コロナ対策
新型コロナについて、長妻政調会長は「例年春から流行していた」ことを指摘し、「警戒している」と述べました。連休明けから新型コロナウイルスの類型を変更するに伴い、「連休前に政府与野党連絡協議会を開催し、段取り、曖昧な医療提供体制の確保。新型コロナの後遺症、ワクチンの後遺症の治療法と救済等についてもきちんと議論したい」と政府に求めました。