参院大分補欠選挙10日目の4月15日午前、大分市内に枝野幸男前代表、辻元清美つながる本部長代理、杉尾秀哉参院議員が結集し、吉田ただとも候補と揃って街頭演説を行いました。「吉田ただともさんへの1票で政治の流れが変えられます。支え合いを担うような、もっと豊かさを実感し、もっと安心を実感できる、もっと良い未来のための政治へと変えられます」「大分から政治を変えていきましょう」と訴え、1票1票の積み上げに支援を求めました。

■吉田ただとも候補

「県職員・県議・参院議員として積み上げた経験を活かし、今後も国政でお役に立ちたい」

 吉田候補は「岸田政権の政治姿勢と政策を問う、それが今回の選挙です。皆さん、大分から政治の流れを変えようではありませんか」と訴えました。「大分県職員として行政経験を積み、大分県会議員、参議院議員としてはひたむきに住民の皆さんと語り合い、思いを聞きながら活動してきました。課題を議会に反映させて政策・制度を前に進めてきたという自負があります」とこれまでの取り組みを振り返り、「そうした経験をこれからもぜひ生かさせてください。東京目線ではなく大分目線で比例代表ではなく選挙区の選出議員としてぜひ皆さま方のお役に立ちたい」と述べ、再び参議院議員として大分のために国会で働かせてほしいと訴えました。

■枝野幸男前代表

「豊かさと安心を実感できる社会をつくるため吉田候補への1票で政治の流れを変える」

 枝野前代表は「今のおかしな政治を変えていかなければならないということで、かつては別々の党だったが今は一緒にやらせていただいています。そして、『政治の流れを大分から変える』ということで、この大事な選挙に吉田さんは勇気をもって立ち上がった。何としても勝っていただかないといけない」と語りました。

 そして立憲民主党と自民党との違いについて、「時代に合わなくなってきているのが自民党政治だ」と述べ、「時代に合わなくなった古い政治体質を今の時代にふさわしいものに変えないとこの国はダメになる。私はこれまで『まっとうな政治』と訴えてきましたが、もう、社会がまっとうでなくなる、国がまっとうでなくなりつつあります。それは時代と政治合っていないからだ。立憲民主党は支え合う社会をつくろうとしています。支え合いの社会を、政治・行政がしっかりと担う、そうした社会こそが、令和の時代の在り方なのです。競争や自己責任・民営化・小さな政治などが改革だという古い話をいまだに新しいことのように言っている政治では時代に合わない」と指摘しました。

 「日本が貧しくなったわけではない。しかし、皆さんの暮らしは30年、良くなっていない。それは豊かさが一カ所に片寄ってしまっているからです。片寄っている豊かさを公正に分かち合う、それを行うのは政治がやるしかない。政治がそれを怠って強いものをより強くして、老後や子育ての不安が高まっているのに、自己責任に押し付けてきた。自民党が続けてきたこの政治の流れを吉田さんや私は変えたいのです」と力説。「自民党の政治の流れを変える。皆さんの1票で、吉田ただともさんへの1票で政治の流れを変え、支え合いを政治が担う、もっと豊かさや安心を実感できる、もっと良い未来が切り開かれる社会にしていくための選挙です」「1票で政治の流れを変えよう」と訴えました。

■辻元清美つながる本部長代理

「1票獲得に向けて電話をかけまくり、女性の味方ただともさんを参院へ戻してください」

 辻元・つながる本部長代理は、吉田候補が立憲民主党でハラスメント委員会委員長をつとめてきたことに言及し、「ただともさんは真の女性の味方です。女性への暴力やセクハラ、女性をめぐる様々な問題をぜったい許さないということで取り組んできている」と紹介しました。「自民党は真の男女平等を実現しようとしていない」「『女性活躍』などと言いながらも子育て政策も進まず、少子化がこれだけ進んでしまったのも女性をないがしろにする政治をしてきたから」「吉田ただともこそ真の女性の味方であり、立憲民主党こそ真の男女平等の政策を前に進める政党」だと訴えました。

 また、大分県議として行政経験を積んできた吉田候補であり、県議会議員・参議院議員として実績を積み上げてきたことにふれ、「農業・漁業のこともよく知っている、顔も広い」と紹介。そのうえで「だから大丈夫などと思わないでほしい、私も大丈夫と言われて衆議院議員選挙で落選した」と訴え、「大丈夫という心は捨てて、1票の獲得に向けて電話をかけまくってほしい」と強く訴えました。

■杉尾秀哉参院議員

「議会制民主主義、熟議の府の参議院を取り戻すため吉田候補を参議院へ戻してください」

 マイクを握った杉尾議員は「今の政治はとても厳しい状況です。特に安倍政権になってから一強政治が続き、国会の在りようはまともな議論が行われていない」と述べ、5年間で総額約43兆円もの防衛予算を使うことも国会での議論なく閣議決定だけで決定されたことを問題視しました。また、「異次元の少子化対策」などと言葉だけが踊る政府の子ども子育て支援についても、その予算について増税するのか、社会保険料を上げていくのかも明示されていない点を指摘し、「政治の優先度が明確でないなか、一強政治のなかで、総理が右と言えばみんなが右を向く自民党議員の皆さんだけでは国会の役割を果たせない。議会制民主主義、熟議の府、良識の府の参議院を取り戻すために吉田たたともさんがいなければならない」と訴え、再び議席へ戻してほしいと呼びかけました。