投票日まで残り3日となった4月20日夕刻、吉田ただとも候補と小川淳也・新型コロナウイルス対策本部長は、中津市で「ミニ集会」を開催。集まってくださった一人一人にお礼のあいさつをした後、演説を開始。冒頭、香川県が地元の小川議員は「私は(大分に工場のある)ダイハツの車に乗っており、うどん県の香川県民にとっては、大分名物の唐揚げがよく合います」と述べたところ、集まった皆さんから笑みがこぼれました。

 他方で、この10年間の自民党政権により、「地方の歯止めのない人口減少」と「地方の衰退」を招いた自民党政権を批判。また、「食糧やエネルギーまで輸入に依存する国家」になってしまったと指摘し、円安・物価高になるのは当然だとした上で、賃金が上がらないのは日本だけだと強調。労働者派遣法の全面解禁などにより「労働者をコスト」として扱うようになった結果、「働く人の尊厳まで奪ってしまった」と怒りをあらわにしました。

固い握手を交わす小川衆院議員と吉田ただとも候補

 その上で、「この国の抱える構造問題に、本格的に取り組む政治を、何としても作っていきたい」と述べるとともに、参院大分補欠選挙での「中津市の皆さん、大分県民の皆さんのご判断が、全国的にも注目されているので、何としても吉田ただともさんに思いを託してください」と集まった皆さんに熱く呼びかけたところ、拍手が沸き起こりました。

 吉田ただとも候補は、市町村合併による急速な人口減少で「学校が廃止になり、子どもの声が聞こえなくなっています」と述べ、岸田政権は防衛費を2倍に増やすことに躍起である一方、選挙前に「異次元の少子化対策」などと急に言い出したと強調。アベノミクスによる10年間で「東京と地方の格差が拡大した」として、自民党政治からの転換が急務だと訴えました。

 さらに、少子化対策、地域振興に関わる課題に取り組むためにも、大分県庁職員、大分県議会議員時代の経験も踏まえながら「地方に権限と財源をもっと実質的に移し、自治体が自主財源で仕事ができるようにしていきたい」と強調。「大分で生まれ育ち、大分で働き、そして大分の地にしっかリと足をつけて議員活動を続けてきた私に、さらなるご支援を、何卒よろしくお願いいたします」と熱く訴えました。