衆院山口4区補欠選挙の選挙活動も残り3日の4月20日、党公認で立候補した有田芳生候補は長門市内を精力的にまわり街頭演説を行いました。この日、有田候補は唐戸交差点で、常任幹事会議長の徳永エリ参院議員、参院国会対策委員長代理の石橋通宏参院議員とともに朝のあいさつから始まり、長門市に移動し、午前中は徳永、石橋両議員と市内をまわりました。

 昼にフジ長門店前で行われた街頭演説で、石橋議員はもともとの出身が隣の島根県であることから、そのつながりも含めて「長門の皆さまにご支援賜りたい」とあいさつ。有田候補、徳永議員と3人は同期当選だと語り、一緒に12年間参院でさまざまな課題に取り組んできたと述べました。有田候補について「正義の人」であると紹介し、12年の議員活動の前からジャーナリストとして、日本社会の弱い立場、力が必要な方々、社会で厳しい状況におかれている方々にずっと寄り添い声を上げてきたと紹介しました。今回の選挙の最大のテーマの一つは、生活の安心を守っていくことだと指摘。政治の失敗により地域の人口減少が止まらないと述べ、地域の暮らしを大事にする政治を作っていく有田候補への支援を求めました。

 徳永議員は、「政治を変える、日本の明るい未来を作っていく、市民のため、国民のための政治を実現する、その仕事をさせていただきたい」と述べ、もう一度国政上へ押し上げていただきたいと訴えました。徳永議員は、農林水産業を専門として仕事してきた立場から、「一次産業は良くなるどころか、どんどん悪くなっている」と語り、ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあり食料安全保障の確保が重要だと述べました。昨年度の予算と比べ農林水産業関連の予算が減っていること、水田政策の転換期であること、作り手の高齢化、生乳廃棄や飼料・燃料の高騰など酪農が危機的状況であることなどを挙げ、日本の未来、地方の未来が本当に厳しいことをよく分かっている私たちが頑張らなければならないと述べ、支援を訴えました。

 有田候補は、安倍総理(当時)が2013年に「アベノミクスがうまく行けば10年後には国民の皆さんの所得は150万円上がります」と訴えたことを取り上げ、10年経ち「上がるどころか実質賃金はずっと下がりっぱなし」だと指摘。政治を変えなければならないと訴えました。

 この日、有田候補はフジ長門店前の他、正明市交差点付近、サンマート三隅店前などで街頭演説を行い、長門市中央公民館で演説会を行いました。終日、秋山賢治下関市議が同行し有田候補とともに支援を訴えました。

正明市交差点近くでの街宣演説
サンマート三隅店前での街宣演説