衆院山口4区補欠選挙の選挙活動も残り2日の4月21日、党公認で立候補した有田芳生候補は下関市内を精力的にまわり街頭演説を行いました。この日、有田候補は勤労福祉会館で行われた個人演説会で政務調査会会長代理の城井崇衆院議員とともに支援を求めました。

 城井議員は、北九州の門司と小倉が地元選挙区で山口4区(下関市・長門市)とは隣だと冒頭あいさつ。この3年、コロナ禍や物価高もあり、自分たちでどうにかすることが難しいと答える人が多いので、政治の立場で物価に負けない賃上げの状況を、大手企業だけでなく中小・零細の規模でも作っていくことが必要だと述べました。立憲民主党では、例えば社会保険料の企業が負担している部分を国で肩がわりして、その分賃上げの原資にするなどを提案していると説明しました。インボイスも同様に賃上げを踏みとどまる要因だとして、10月スタートは時期尚早、まずは廃止だと述べました。そして岸田政権のさまざまな政策を挙げ、遅すぎで的はずれだと指摘しました。

 有田候補は、今回の補選で投票判断の材料となる公開討論会が実施されないこと、政見放送もNHKと民放2局でそれぞれ1回しか放送されないことを問題視。自民党候補が安倍元総理の意志を引き継ぐというのであれば、その候補が掲げる憲法改正について議論をし、拉致問題解決についてはどう解決するのかを聞く必要があると述べました。この地では9回連続で安倍晋三元総理が当選し、選挙をやっても安倍元総理が勝つと決まっている状況であり、民主党系候補もこの10年立っていないとして、「私はそれを阻止するためにここに立っている」と述べ、選択肢のある選挙にするために自身のルーツがある下関と長門のこの選挙区で立候補したと述べました。

 演説会は、県連代表の小田村克彦県議があいさつ、司会は秋山賢治下関市議、エイエイオーの音頭は酒本哲也県議が担当しました。