衆院財務金融委員会で5月9日、「我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案」に関して、岸田総理出席のもとで質疑が行われ、福田衆院議員が質問に立ちました。

 福田議員は、歳出改革により捻出するとしている3兆円強の姿が見えないこと、決算剰余金について、コロナ禍の影響で突出した令和2年度を除く10年の平均を見ると、毎年0.7兆円程度の確保は望めないこと等を指摘し、「数字ありきの計画」と批判し、「身の丈に合った計画づくりをすべき」と訴えました。

 福田議員は、法人税、所得税、たばこ税のいわゆる「防衛増税」を法案に盛り込まなかった理由を政府に問い、「こんなやり方で抑止力、対処力がもてるのか。こうしたことが明確にできない法案であれば、もう一度練り直すべき」と指摘しました。

 「被災地の皆さん、国民の皆さんの意見も踏まえて法案をやり直すべき」と訴えました。