立憲民主党は5月10日夕、党本部で統一地方自治体選挙及び国政補欠選挙を議題に両院議員懇談会を開き、衆院議員71人、参院議員35人が出席しました。
冒頭であいさつに立った泉健太代表は、「いよいよ後半国会、今後サミットを控え、解散総選挙があるとも言われる大変緊迫した状況を踏まえ皆さまと知恵を出し合うため、開催をしました。統一地方自治体選挙では、総議席を伸ばすことができたが、もっと伸ばしたかったし、仲間を当選させたかった。国政選挙ではあと一歩というところであったにせよ、負けてしまった。克服しなければならない課題があると思っております。党の足らないところについて、皆さんから意見をいただきながら、強化させていきたい」と述べました。
「今自民党の政権としっかり対峙して戦うのはどの政党なのか、それは立憲民主党ではないでしょうか」と呼びかけ、いつ解散があっても良いようにまずは150の選挙区で戦える状況を作ろうと取り組んできた述べ、そのうえで「とにかく候補者を1人でも多く全国で擁立していく作業に取り組んでいく、これを加速させていく」と語りました。また、「国民の皆さんが平和を望むなら、立憲民主党。防衛増税ではなく国民優先の政治にするなら、立憲民主党。多様性のある社会を作るならば、やっぱり立憲民主党だ。人を大事にする改革ならば、共助や公助を伸ばしたいならば、それは立憲民主党だ。国民の皆さまにそう言っていただけるように、一緒に力を合わせて全力を尽くしてまいりたい」と呼びかけました。
懇談会では21人が統一地方自治体選挙及び国政補欠選挙を振り返って発言したのに対し泉代表、岡田克也幹事長ら執行部が答弁し、来る解散総選挙に向けた取り組みについて意見を交わしました。