泉健太代表は5月21日、宇都宮市で開催された党栃木県連の定期大会に参加し、県連代表の福田昭夫衆院議員、県連代表代行の藤岡隆雄衆院議員らと共に「全員の力で反転攻勢の機会としよう」と訴えました。

 泉代表は講演で、衆議院で可決した防衛財源確保法案について触れ、「藤岡議員も前線で戦っている。5年で43兆円という、これまでにない国家予算のバランスを大きく崩す、壊すほどの膨大な防衛費。私たちは福田議員と共に長年国政を担い、この国の経済や財政に憂慮してきた。安全保障といっても決して防衛だけではなく、さまざまな分野がある。再生可能エネルギーの促進、農業の振興、食料の安全保障、中小企業の振興といった経済の安全保障。そして子ども・子育てに対する投資は間違いなく、この国の持続性の話だ。だからこそわれわれはこの国を憂い、バランスをもってこの国の未来を考え、政治を作ろうとしてきた。にもかかわらず、今回の政府与党の防衛費増はあまりにいい加減な予算の積み方である。だから私たちは一緒になって立ち上がらないといけない」と訴えました。

 定期大会後、泉代表は、G7サミットの受け止め等について記者団の質問に答えました。
 日本でG7サミットが開催され、ウクライナのゼレンスキー大統領参加のもと戦争を許してはならないというメッセージを出す価値は大きいと評価した上で、ただ、北朝鮮の核についての言及がなかった点などいくつか満たしていない点があると指摘しました。
 与党内の早期解散論については、「サミットで確認された国際平和と解散は結び付かない。サミットの熱で有権者を振り回せると思ったら、それは間違いだ」と述べ、今後も国会で防衛増税等の「廃案を目指して最後まで戦う」と語りました。