岡田克也幹事長は6月18日、東京23区(町田市)の伊藤俊輔衆院議員らとともに東京都町田市で街頭演説会を開きました。

 伊藤議員は、国会で多くの課題が山積していることに触れ、「政治家が見るべき方向性が間違っている」と述べました。人への投資、教育への投資、次世代の成長分野に投資と分配ができていないことが日本の経済低迷を起こし、働いても賃金が上がらない構造を引き起こしていると指摘しました。伊藤議員は、岸田政権が防衛費を2倍にすることについて「身の丈に合っていない」と述べ、「奨学金制度すら減免ができない、異次元の子育てでもなんでもない。優先順位も規模感も間違っているのではないか、こういうことを 政府にも引き続き求めていきたい」と訴えました。

 岡田幹事長は、岸田政権が年金、医療、介護、障害者福祉などの社会保障の給付を抑え込んで、子育て対策に充てることを検討していることに「2兆、3兆のお金が出てくるとは思えない。介護保険制度や高齢者医療制度が壊れてしまう。できるというなら具体的に説明してほしい。赤字国債でまかなうか。増税するか。そんな道しか残されていない」などと話しました。政治は財源がどうなっているかを具体的に説明すべきだと述べ、「選挙前に良いメニューだけ並べて、選挙が終われば増税。そういう政治はだめだと思いませんか」と呼びかけました。