岡田克也幹事長は6月18日、東京9区(練馬区西部)の山岸一生衆院議員らとともに東京都練馬区で街頭演説会を開きました。
「子どもたちの世代にもうちょっとましな日本を手渡したい、あるいはシニアの皆さんにもう少し安心できる老後をお渡ししていきたい」と述べる山岸議員は、「現役世代がもう少し豊かさを実感できる、ゆとりがある経済を取り戻していかなければいけない」と訴えました。「子どもたちとお年寄り、現役世代の3つの車輪で世の中はできあがっている」と述べ、「1個でも車輪が外れたら車は止まってしまいます。子どもたちだけでもだめ。お年寄りだけでもだめ。ここは喧嘩するところではないです。子どもたちの未来を守れば、シニアの皆さんの年金も守っていくことができる」と主張しました。そのうえで山岸議員は、「働く世代が豊かさを実感できれば、子どもたちのための予算もシニアの社会保障も守っていくことができる。3つ合わせて初めて希望の持てる日本にすることができるんだと私は考えています」と話しました。
岡田幹事長は、「立憲民主党が目指している社会、第1に掲げているのは多様性の尊重です」と述べました。16日に可決成立した「LGBT理解増進法案」について、「本当にひどいことになりました」と述べ、かつて超党派の議員連盟でまとめた法案に比べて「大幅に後退してしまった」と指摘しました。自民公明維新国民の4党が合意して成立させた本法案に対し、「実績を作りたいがために議論を重ねていく中で、とんでもないものになってしまう。本来求めていた人たちが求めないものになってしまった」と強く批判しました。岡田幹事長は、「もう1回1からやり直すべきだ」と法案を作り直すことを主張。「弱い立場にある人にしっかりと政治が取り組んでいかなければいけない。『私は弱い立場じゃない、関係ないですよ』と思っている方もいるかもしれない。だけど、長い人生の中でいろいろなことがあります。誰もがそういうリスクを抱えている。いざという時にしっかり支えてくれる政治が皆さん必要ではないですか」と呼びかけました。